- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295403036
感想・レビュー・書評
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人生100年時代、自力で充実した暮らしを手に入れる
ということで「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)-100年時代の人生戦略」を読んだので、その流れでこの本に行き着いた
なんと、この本でも「ライフシフト」の本を引用しているではないか
なかなか先見の明があると自画自賛しておこう(笑)
そうこちらでも80歳まで働く必要があり、自力で稼ぐことを推奨
終身サラリーマンにはなれないため、今の仕事を続けながら、週末起業を始めてみようという、リスクを極めて軽減する策を講じてくれる
【ネタを見つける】
■決意する
・大事なことでも緊急性がないと後回しにしがち
早めに決意し、時間をかけて準備する
■自分の年表を作る
・計画を立てるために自分の年表を作成
・頭の中で終わらせず必ず手を動かして時間をかけて作成する(これ大事!)
・年齢、仕事の経歴、個人的なこと、家族のこと、振り返っての感想及び今後の予定
・仕事に結びつかないのでは…という先入観は持たず書き出す(思わぬ気づきがあったり、後に重要な意味を持つことも)
・過去だけではなく、未来の年表も作成 未来は理想や目標、希望を書く
・ゴールは何か、そのためには何をすべきかを残り50年先までの計画として書く
〜こちら年表は実例があるため参考になる
■専門分野を決める
・専門家とは、特定の分野について「知識」「能力」「実績」を持っているとの事
・仕事の中の経験や、真剣に打ち込んできた趣味やこだわりなどの中から一つに絞る
■自分の棚卸しをする
・自分の経歴を書き出し、「強み」や「時」「好きなこと」や「セールスポイント」などを見つけ出す
・答えは自分の中にしかない 今の自分がすでにもっているものを洗い出し、編集すべし
・棚卸しをし、自分を客観的に見る
・棚卸しシートを具体的につくる(こちらも実例あり)
○仕事:業種、職種、対象顧客、人脈、取得した資格、スキル(具体的に)
○仕事以外:趣味、関心があること、挑戦したいこと
○その他:開業、人脈、地縁、その他
○私の専門分野(上記を元に具体的に導き出す)
・棚卸しは身近なガラクタを組み合わせて、新しい価値を生み出すことができる
・その専門分野がビジネスになるか検証
○市場性…潜在的な顧客が確実に存在するか(多くなくて良い)
○発展性…売上規模と選択肢が豊富か
○収益性…手間や時間等、収益に見合うか
○継続性…軌道に乗るまで時間とエネルギーが必要 だからこそ「好きなことで起業する」
○独自性…他との差別化
○実行可能性…無理のない範囲でできるか
■専門家を名乗る
・事業形態、ビジネスモデルのイメージを持つこと
■肩書きを作る
・「誰」の「どんな」問題を「どうやって」解決するか
つまりそれを肩書きにする
・個性とオリジナリティあふれるものにする
・資格を名乗ると一般的なものとして扱われやすい(例 税理士、社労士などにしない)
■プロフィールを作る
基本情報、事業内容、実績、ストーリー、プライベート
■名刺を作る
【顧客を見つける】
・売り込んだ途端、相手からは「スペシャリスト」ではなく、「営業マン」と見られる
・売り込むのではなく呼び込むことが大切
■情報を発信する
・自分の専門分野について継続的に「情報発信」をする
・将来のお客様候補を集められる
・自分を見つけてもらいやすくする
■ブログなどを始める
・企画を立てる、ブログサービスに登録する、記事を書く、記事をアップする
・とにかく続けること
・仕事に関係のある内容にすること
・他ホームページやメルマガ
○情報発信の副産物
・コンテンツそのものがビジネスになる
例)メディアからの取材、雑誌への寄稿、書籍の発刊、セミナー講師、広告収入
■名刺交換する
・名刺は捨てられにくい
・今は顧客にならなくても、将来必要と感じたら連絡がもらえる可能性有
■人を集める
・セミナーや勉強会
■相談に乗る
・個別相談会
■成約する
【やってはいけないタブー】
■本業をおろそかにしない
■安易に仲間と始めない
■お金はできるだけ使わない
■途中で諦めない
■安易に法人化しない
■納税をおこたらない
■安易に資格に走らない
■安易に会社を辞めない
その他、税金面や法人化のメリット、デメリット
個人事業主としてのハウツーがあり具体的で役に立つ
いや、しかし時代が変わったなと改めて実感
以前は起業なんて人生を賭けた一大事であったのだが、随分身近なものとなった
準備資金などの金銭面でもかなり違う(もちろんやる内容によるが…)
大きく稼がなくても将来年金+αと考えればよいというのも気が楽である
企業も副業を認めるようになり、環境的にも始めやすい
が、そんなに甘いものではなく、継続は力なりの地道な努力が大切だと実感
特に今すぐ起業しよう!と思っているわけではないが、将来に向けての可能性をいろいろ知っておく必要性を感じ、また今後の生きる参考にしたいと思い読んでみた
具体的に導いていただける内容であり、わかりやすかった
意外な内容はなかったが、ここでもやはり自分ととことん向かい合って掘り下げる大切さを実感(意外と自分のことってわからないものである)
結局のところアイデアややりたいことを自分で(自分の中に)見つけて自分でやるしかないのである
アイデア勝負の時代である
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【極小リスク】
昔、週末起業を読んだことがあります。
そのときは何も感じずスルーしていたと思います。
今回、「大人の週末起業」を読んで刺さる部分が多々ありました。
置かれた状況、タイミング、経験値の上昇により感じ方も変わってきます。
あまり、過去に読んだ本を読み返すことはありませんが、読み返せば何か得るものはあるでしょう。 -
実践的でわかりやすい
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50代の読者を意識した内容だが、人生100年時代のこれから、私の様な30代でも十分読むに値する。会社を辞めずに企業するための手段、心得を実例を交えて丁寧に教えてくれる。とても読みやすい。とにかく長く続けることが大事。
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以前より週末起業を説いていた著者が、過去の著書を現代版にリニューアルした一冊です。人生100年時代、2000万円不足問題、副業の解禁といった背景を受けて、著者が以前より語っていた内容がより現実化している気がします。
確かに著者の言うとおり、自らの専門性を活かして、週末の時間から小さく始めるという考え方は、40〜50代にとっては、納得感のある内容だと思います。あとは個人に合わせて、どんな起業ができるのか、そもそも自分の専門性や独自性は何か、というところが一番気になるところですが、この著書の中で表現するのは難しいと思います。
この中で年表シートや棚卸しシートなどを用いて自己分析をしっかりすることは、起業するしないに関わらず重要だと思います。今後とも参考にしたいと思いました。
▼強みを活かし、弱みをカバーするには、自分のキャリアを活かした専門家として起業する「大人の週末起業」がおすすめ
▼「大人の週末起業」の賢い始め方
【ネタを見つける】
ステップ①決意する
自分の年表を作る
ステップ②専門分野を決める
自分の棚卸しをする
ステップ③専門家を名乗る
肩書を作る
名刺を作る
プロフィールを作る
【顧客を見つける】
ステップ④情報を発信する
ブログなどを始める
相談に乗る
ステップ⑤人を集める
ステップ⑥相談に乗る
ステップ⑦成約する
▼自分の向く起業ネタが見つかる「自分年表シート」
・縦軸:年表、計画(10年ごと)
・横軸:経歴、個人的なこと、家族のこと、備考(「昔を振り返っての感想」と「今後の予定」)
▼自分の可能性を再発見する!「自分棚卸しシート」
・仕事(過去の仕事を含む):業種、職種、顧客、人脈、資格、スキル
・仕事以外:趣味、関心があること、挑戦したいこと
・その他(人間関係等):家族、人脈、地縁、その他
・私の専門分野
▼自分の専門分野のビジネス性のチェック
①「市場性」:お客さんはいるか?
②「発展性」:どこまで大きくできるか?
③「収益性」:どれほど儲かるか?
④「継続性」:どれくらい続けられるか?
⑤「独自性」:他との差別化はできているか?
⑥「実行可能性」:週末起業で可能か?
<目次>
Chapter0 人生100年時代の衝撃。「稼ぐ力」で生き残る
Chapter1 こんな定年後はイヤだ! 定年残酷物語
Chapter2 小さな起業を成功させる! 「大人の週末起業」
Chapter3 大人の週末起業はこうやる! ~準備編 ネタを見つける~
Chapter4 大人の週末起業はこうやる! ~実践編 顧客を獲得する~
Chapter5 起業のやってはいけない! 10のタブー -
すぐに行動に移すことができるくらい具体的な週末起業の戦略が書かれていて、僕も真似から始めようという気持ちになりました。
元々副業や起業に興味ありました。人生100年時代の話で「定年後の期間」と「定年までの期間」が同期間だということに驚かされました。
薄っすらと、定年間際では頭を使う仕事は難しいと想像していたので、今後、僕は健康寿命伸ばしたり、英語で何かできないかだったり、第二の人生を楽しく幸せに過ごしたいと思いました。
まだ20代ですが、はるか未来のことを考えるきっかけになる良い本でした。 -
人生100年時代に備え、生涯働くために会社に縛られない働き方を早めに模索しなさいよ、という本。
すぐに、どうこうということではないが、自分のスキルをいつでも整理しておくことは重要だよなと思う。 -
自分には不要