Exit イグジット

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296108619

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F指定:913.6A/A22i/Ishii

  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=1576

  • 日経ビジネス連載時から単行本になったら読もうと思っていた作品。いつもながらの相場節全開で現実とほぼリンクしたスタイルは読み応え十分。直近の政治経済状況を知る上で教科書に用いてもいいような内容でありながら、確りとエンタメ要素も盛り込んで読み易くしており、一気読みさせていただいた。

  • 小説の形を借りた、現在の財政についての勉強本。と考えるとわかりやすいか。映画化とかしやすそう。
    コロナが蔓延し始めたあと、各国が一気に金を擦りまくって金融緩和したのはモラルハザードだなと思う。一度緩和した財政を引き締めるときにバブルが崩壊するのが世の常。どうなることか。

    永久国際についてちょっとだけ触れらていて、

  • 同作家の小説''不発弾''で登場した、経済コンサルタント古賀遼と大手出版社の新人経済記者が日銀副総裁の後任人事を巡るクーデターで争う。
    新人記者の池内は、仙台の地銀で営業をしているかつての恋人が突然訪ねて来た翌日に自殺をする。
    経済素人記者は、その真相を探る為に銀行勤めの同級生やフリーライターの先輩、怪しげなコンサルタントと接触し金融の知識を深めると共に、地方銀行の怪しげな決算対策に自殺した元彼女が利用されていた事を知る。
    ストーリーは、元カノの自殺究明では無く日銀と日本の財政を取り巻く状況が淡々と描かれた、フィクション経済小説です。不発弾に比べるとかなり落ちます。

  • 出口見えない。これで良いはずがない!

  • 「EXIT」 by 相場英雄

    タイトルは「EXIT(出口)」ながらも、アベノミクス、日銀による異次元金融緩和、東京五輪、コロナ禍などなど、何事にも出口戦略の描けない情けないこの国へ警鐘を鳴らす経済小説。


    安倍元首相、麻生財務大臣、白川、黒田日銀総裁を彷彿させる人物を登場させ、あたかもノンフィクションのような語り口。

    ただ、借金まみれに至るこの国の経緯については描いてはいるが、これからのことは全く触れず。

    薄っぺらと言えば薄っぺらいかな?


    大規模緩和を続けていても、物価上昇はなく、日本経済は停滞したまま、国の借金は増え続けるだけ。

    1万円札の印刷コストは20円。残り9980円は日銀への信任。その信任が崩れればこの国は終わる。

  • 相変わらずテーマは良いのに話が薄っぺらい。

  • 国の経済のひっ迫状況を描く社会経済小説。

    安倍政権下を彷彿させる現在進行的な物語で、連載時機を見ると途中から新型コロナの影響も取り入れていると思われます。
    国債のマイナス金利は衝撃的なニュースではありましたが、それをベースにここまで物語を膨らませるのはさすがだと思います。
    主人公の一人の古賀は「不発弾」から繋がっているので続編とも言えます。
    営業部門から編集部門に移動になった出版社の池内が経済素人なので、読者にも金融危機についてかみ砕いて説明されるのでわかりやすいと思います。
    あの宰相の孫の財務大臣は優秀だと思っていましたが、この小説ではちょっと持ち上げすぎかも。
    古賀の年齢も年齢だけに続編は難しそうかな。

  • 今日の日銀の政策決定会合。上限無く国債買い入れられる大規模金融緩和策継続だけではなく一段の金利引き下げも可能に!EXIT出口はますます遠く。でもメディアは本質伝えず…小説の形借りた、お勉強本。相場さん、あらゆる媒体使って警鐘鳴らしてくれないとホント日本沈没!

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著者プロフィール

1967年、新潟県生まれ。専門学校卒業後、時事通信社へ。経済部記者を務める。2005年『デフォルト 債務不履行』で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞しデビュー。『震える牛』がベストセラーに。『血の轍』『ガラパゴス(上・下)』『不発弾』『トップリーグ』他、映像化作品多数。主な著書に『ファンクション7』『偽金 フェイクマネー』『復讐の血』『共震』『アンダークラス』『Exit イグジット』『レッドネック』『マンモスの抜け殻』『覇王の轍』がある。

「2023年 『心眼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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