- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296116034
作品紹介・あらすじ
優れたブランド、長く愛される企業の広告はどこが違うのか? 時代を創り世界を変えた歴代の傑作キャンペーンからエッセンスを抽出、ブランド・コミュニケーションのノウハウを伝授する。
感想・レビュー・書評
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広告は、人を熱くする。
それは、会社の製品を作り手の思い情熱を正確に伝え、世の中に新たな価値観を提案するからだ。
広告について素人の私。
それでも、時代の趨勢に敏感でなければなしえない業を一つ一つを丁寧に解説しているこの本は、
真新しい価値観や物事の視点を優しく提供してくれる。
日々見かける広告や世の中の製品やサービスの見方に深みが増す。 -
広告について多くの人が誤解しているのは、広告というものは「面と向かって自己紹介をする」と考えている点。これは大きな勘違いかもしれない。これが、優れたブランドは「自分が愛するものについて語る」の、こころだ。
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広告の仕事はしていません
だけど、広告や訴求関連本は好きです
リアルタイムで
その時の感覚を感じることはできないけど、YouTubeで紹介してた広告をみて
感動したり共感した
現在⇨過去⇨未来
本当にそうだと思う、あと時流
血肉になる本、
わたしの仕事にも活かせれたらと思う -
===qte===
世界を変えたブランド広告 杉山恒太郎著 「公告」が社会を動かす
2023/1/28付日本経済新聞 朝刊
「ブランドとは世の中への約束と自己表明」であると著者はいう。つまり、ブランド広告とは、それらの表現だ。ではナイキやアップルは、自らの存在価値をどう定義し、どんな思想や価値を体現するのか。本書は、国内外の優れたブランドによる名広告を紹介する。
ナイキは2018年のキャンペーン広告に、アメリカンフットボールのコリン・キャパニックを抜てきした。試合前の国歌斉唱時に片膝をつくことで人種差別への抗議を示した選手の起用は、当初、批判を浴び、株価も下落した。しかし、このキャンペーンはすぐに圧倒的な支持を得る。権威におもねらず行動する勇気をたたえるナイキの姿勢が、世論を動かしたのだ。
「Think small.」のたった一言で、米国人の価値観を転換させたフォルクスワーゲン。警察の似顔絵捜査官によるスケッチという意表を突く方法で、女性美についての固定観念を揺さぶったユニリーバ。広告は、商品やサービスのPRにとどまらない。社会にインパクトを与え、世界を変えうる「公告」なのだ。広告界で長くキャリアを重ねた著者のそんな信念が、全編を貫いている。
心を打つストーリーや斬新なビジュアル。映像で制作された美しい広告は、短編映画のようにも楽しめる。(日本経済新聞出版・1980円)
===unqte=== -
東2法経図・6F開架:674A/Su49s//K
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Think small.
──1960年 フォルクスワーゲン
1984
──1984年 アップル
Bouncy Balls
──2006年 ソニー/ブラビア
トリス
──1961年 サントリー
Dream Crazy
──2016年 ナイキ
など、およそ1世紀にわたる「世界のブランド広告」を論じた“ブランド広告論の決定版”(帯の紹介文)、2022年12月刊
・優れたブランドは「自分が愛するものについて語る」
・広告は“だれかに発信したくなるもの、共有したくなるもの”、広告そのものが魅力的なコンテンツでならなければならなくなった。
・ブランドとは「社会への約束と己の人格表明」だ
・「アイデアは思い出すこと」と言ってもいい。
・ネット時代のストーリーテリングはノンフィクションが決め手なのだ。
新しいアイデアを生み出すための珠玉のヒントが1編4ページの解説に散りばめられている
日本経済新聞の人気連載「世界を変えた広告」シリーズから厳選して加筆、書き下ろしも加えた40編を収録
著者は小学館「ピッカピカの一年生」1978年、サントリーローヤル「ランボー」1983年などを手がけてきた日本を代表する世界的なクリエイター -
著者が選んではいるものの、様々な伝説的な広告が紹介されている良著。著者の洞察も深く、トータルで考えさせられる。
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世界中の素晴らしい広告が「なぜ素晴らしいか」を言語化してくれている良い本。
特に、日本の広告が世界の最先端を走る時代があったこと。そして今なお「日本はデジタル広告が強い」と世界に言わしめていること、知らなかったです。勉強になった。
個人的には東京オリンピック広告の背景が1番刺さった