- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299009630
作品紹介・あらすじ
幼いころから由花にとって唯一の親友である空想の友達、サラ。だが成長するにつれ、彼女と会えない日々が増えてきた由花は、13歳の春休み、あるひとつの決断をすることになる……。いつまでも子どもではいられない、それでも――。『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で160万部を突破した七月隆文さんが贈る、ハーブの香りただよう大人への物語。あの『リンネル』で連載されていた大人気小説がついに単行本になります。
感想・レビュー・書評
-
読み終わって「千と千尋の神隠し」だなって思った。
思春期の少女がいろいろ思い悩みながら最後はしっかりと前に進んでいく。
場所はおばあちゃんのハーブのお店で素敵感満載。
女子だったら憧れの生活かな。
同じ年頃の子達に読んで欲しい本ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終的に、というよりは要所要所で
この作品にはこの作品としての個があって、全く違う、しっかりと独立した物語なのだとちゃんと思える。
でもどうにも「西の魔女が死んだ」と被る部分が多すぎる。
パクリだとは思わない。オマージュかなって思った。だけどそういう注釈はない。だから少しもやもやしてしまう。
先行作品はマイナーでもなければ梨木さんはマイナー作家さんでもないと思う訳で、映画化までしているし、
でも二作の共通点は、重なるのも仕方のない、メジャーなイメージの具現化なのかなあ、、
書きたいものはすてきだと思う。オリジナルだと思う。
だから、そもそもがオマージュでないのなら
こんな風に重なって無駄に瑕疵となるなんてことを許さずに、ならではで極めて欲しかった。 -
優しい話
-
最後は泣いてしまった。ゆかがゆっくり強くなっていくのが素敵だった。
-
不登校の中学生ユカが、ハーブの店を営む祖母の家で過ごしながら少しずつ成長していく話。
ハーブ、綺麗な星、少年への淡い恋心。
女性が好きなものがたくさん。
でもツッコミどころもたくさん。
中学生といったらまだ子供だから仕方ないけど、心変わり早くない?と思ってしまった。 -
インスタで偶然見つけて気になっていた本。
すごく温かい気持ちになれた。
ハーブティー、マッサージオイル、ポプリ
描かれているもの全てが魅力的で、また読み返したくなる一冊。 -
最初から「西の魔女が死んだ」と似過ぎでは..と思いながら読んだ。由花は精神的に幼いところがある一方で「こんな言葉、中学生で知ってるか?」と思うような場面があったり、ちょっとちぐはぐに感じた。ファンタジーありで、優しい作品ではあった。
-
タイトルに惹かれて読み始めた一冊。
岩倉しおりさんの写真がとっても素敵。
子どもから「大人っぽく」変わっていく、由花の心の変化がよくわかる。
いままで夢中だったのに、気づいたらそのものに対する温度が下がっていて、いつの間にか思い出になってしまう。
誰にでもあることだけど、瑞々しく描かれている。
同じくらいの娘がいたら、プレゼントしたい本。
おばあちゃんのハーブショップがとても魅力的。
ハーブティーだけではない、日常でのハーブの取り入れ方も参考になります。
読み終えた日は、月光浴にぴったりな眩しいくらいのピンクムーンだった。