- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299035783
作品紹介・あらすじ
『シャトゥーン ヒグマの森』(『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞受賞作)、
『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(大宅壮一ノンフィクション賞&新潮ドキュメント賞受賞作)
の著者が描く、新たな恐怖と惨劇!
狂暴化した850頭の猿が襲いかかる!!
凶悪な人喰い猿の群れを前に、鴨猟にやってきた父子が立ち向かう術は――
戦慄の超パニック・サバイバル長編!
ジビエレストランを経営する父・誠一郎に連れられ、人里離れた集落に狩猟にやってきた高校一年生の加藤英輔。
両親は離婚しており、母親は来月再婚する。離れて暮らしている父と、最後の親子水入らずの時間を過ごすなか、英輔は森に何か不穏な影を感じていた。
やがて忍び寄る猿! 猿!! 猿!!! ひときわ体の大きい、顔の黒い猿をボスとした百匹以上の群れは狂暴化し、二人に襲いかかり――!
感想・レビュー・書評
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『ファントム・ピークス』のような世界観を期待して読んだのだが、全然違っていてがっくりです。
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狂暴化した猿が、そこにいる人間を襲う。
動物が人を襲う話は少なくはないが、いまいち描写に難がある。
人間の皮膚をこそげ取って口に運ぶとか、これはグロを狙ったものなのか。
猿に襲われて父親が殺された後、息子が大学の研究室の人たちと共に猿と対峙するが、高校生の彼がリードするのは少し無理があるかも。 -
あっという間に読み終えた。特にテーマ性もなくひたすら猿と戦うシーンの連続。それはそれでなかなかの迫力で一気に読めるが、読み終えたあと物足りなさも感じた。
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ひどい話である。ただ猿が人を襲い、人が猿を殺すだけ。なぜ猿が人を?の疑問にはいっさい応えてくれない。
人里離れた”いかにも” な設定。
読みながら、この人は生き残らないんだろうなぁと思うとそうなる。
中身はチープだが、一気読みせずにはいられないスピード感で物語は展開する。
が、読後に何も残らない。
もっと動物の生態をドキュメンタリーのようにじっくりと描いて欲しい。 -
850頭の凶暴な日本猿VS人間。また1人、1人と猿にやられて死んでいく人間たち。この猿だらけの絶望的な状況から生還できるのか!?ところで『シャトゥーン』の時も思ったが、危機的な状況の中でも人間同士が争ってる場合じゃねーだろ!!それにしても野生動物は人間より強い。人間なんてひとたまりもないなあ〜
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雑な話だった。
主人公の変わりっぷりよ。
ハッピーエンドなのか。
でもマレーシアで猿に狙われた経験から、
これは実際にあったらめちゃ怖いとは思う。 -
人里離れた限界集落に、狩りに訪れた親子。突如として彼らに襲い掛かったのは、狂暴化した850頭の猿だった。たいした武器もなく孤立無援の中、この恐るべき状況から生き延びることができるのか。スリリングなパニックホラーです。
この作者さんの作品といえば、巨大なヒグマが襲ってくる「シャトゥーン」なのですが。さて、でっかいヒグマが一頭襲ってくるのとどちらがましでしょうか……いや、どっちも嫌だしどっちも無理!!! 実際のところ、日本猿10頭くらいでもけっこうな脅威だと思うのに、850頭って圧倒的な絶望感しかありません。なぜいきなり襲ってくるようになったかの理由がないのもなお怖いです。
とりあえず主人公は間違いなく助かるはずだと信じて読んでいましたが。それでもハラハラドキドキが止まりません。一気読み必須の一冊です。