横浜・山手図書館の書籍修復師は謎を読む (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2022年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299035950
感想・レビュー・書評
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心が弱くなっているときに、物語に依存してしまうという現象はわかるような気がした。
図書の修復方法についても詳しく書かれていて、図書館で働く自分にとっては、とても印象に残る本だった。 -
図書館が舞台の話だということで手にとってみた。主人公は読也(よみや)くん。別の名前の案はなかったのか?最初の一ページで、最後まで飽きずに読み切る自信がなくなった。他の本も持ってくれば良かった。
プロローグを読み切った。この小説はもういい。
持ってきた本を2冊とも行きの電車の中で読み切ってしまった。 -
物語に囚われて支障が出ている人の囚われた物語が何かをさぐる物語
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物語に囚われるとはどういう状況なのか、とても興味深く読みました!
物語に沿った行動……もし、身近な人が物語に囚われてても救える自身がないです!
莫大な物語の中から1冊を見つけるわけですから……
図書修復の知識もあり、そうやって修復してるんだ~と、勉強になりました!
本は大切に読もうと思います!
私もヨミくんと同じで、物語を蓄積できないタイプかもです…
同じ物語を読んでも、毎回初めて読んだみたいな雰囲気になるんですよね…。
物語が蓄積されて、自分の中に留めれるようになりたいですね! -
書籍修復師というタイトルに興味を持って読んでみて、実際に修復師について書かれている内容は全体の3割くらいだった。メインとしては少しミステリアスな物語が修復過程の中の行動中で起こり、解決を繰り返し目指していくような内容。
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シリアルキラーになってしまうほどの振り切った話が読みたかったかな。
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物語に救われることがある。
だけどそれと同じように物語の囚われてしまうことだってある。
それくらい没頭できる本と出会うことの幸福と恐怖を抱えながら、もっと本を読みたいと思った。 -
本好きの大学生・藤本読也はアルバイトとして働くことになったのは山手図書館の修復棟。書籍修復師の波々壁(ははかべ)の助手として本の修復に携わる一方で『物語に囚われている人物を救い出す』という仕事にも関わるに…
修復師という仕事を知らなかったし、本の中に出てくる物語も知らないものばかりで新鮮でした。読也のコンプレックスは、私も同じなので親近感を感じました。