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- Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
- / ISBN・EAN: 9784306093034
作品紹介・あらすじ
丸の内の装飾猛獣、富士講の富士山、銅像と二宮金次郎、動物園、植物園の建築、地下世界、銭湯、東京のユートピア、異国趣味建築など、様々な目の高さから見た東京の風景を、春井裕の作成するコラージュ絵図と共に、紹介する。『明治の東京計画』『建築探偵の冒険』の著者・藤森照信と『帝都物語』の著者・荒俣宏が読者に贈る博物学的東京論。
感想・レビュー・書評
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東京の路上にある他の人が見向きもしないようなものに注目して博物学として記録・分類・分析をする・・・という珍妙な活動エッセイだ。
二宮金次郎の銅像を採集してみたり、近代建築ビルに潜む動物の図像を狩猟してみたり、いい大人が(いい大人だからこそ?)しょうもないことに夢中になっているのが何やらおかしい。
刊行されたのがすでに30年前。ここで取り上げられたものたちはいよいよ絶滅してしまったものも多い。語られる街並みについても、現代と比較するといまいちピンと来なかったり。街自体が大きく変わってしまっているのだろう。
遥か四半世紀以上も昔になってしまった時代の、東京にどんな事物があったのかを知ることができる一冊だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015/5/16
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2014/2/9購入
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