- Amazon.co.jp ・本 (79ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016214
感想・レビュー・書評
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酒井駒子さんの絵に惹かれて手にとった一冊。
ストーリーは正直、よくわからなかったのですが、絵に、心をかきたてられました。
なんだか不思議な本でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだかそら恐ろしいような気がして恐る恐る読み進める。
そうするうちに、気持ちが温かくなって子供の頃、私にもこうちゃんがいた様な気持ちになった。
須賀敦子の空気や風を感じさせる重く響く言葉が特徴的。 -
須賀敦子さん(1929~1998)、初読み作家さんです。酒井駒子さんとのコラボ「こうちゃん」(2004.3)を読みました。「こうちゃん」、不思議な物語です。童話でしょうか、随筆、はたまた哲学書でしょうか・・・? 「あなたはこうちゃんにあったことがありますか。」瞼を閉じ耳を澄ませば、心に浮かぶのかもしれませんね。人間の心、喜怒哀楽、孤独、夢と希望、そして故郷(幼年・少年時代)を想起させてくれます。
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酒井駒子さんの挿絵がいっぱい。29ページの絵が一番好き。須賀敦子さんの文章もふんわり優しくて素敵だった。不思議なこうちゃん。
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こうちゃんってなんだろう?酒井駒子さんの絵は柔らかくてやさしくて,文章に溶け込んでいる.無くしたものを探すような,失ってしまった大切なものが甦ってくるような,そんな味わいのある世界でした.
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不気味な存在のこうちゃん。酒井駒子の挿絵とあやうくて儚いこうちゃんがマッチしてる。
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空気が重くて、しっかり読めなかった一冊。この方の画風は好きなのですが、お話がしっくりこないようで。好みによるのだと思います。
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こうちゃんって何のことかと考えてみても像を結ばないままだった。それでも、こうちゃん的なものは確かにいて/あって、気配を感じることはできるのだ。