- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309021416
感想・レビュー・書評
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おしかくさまはお金の神様。
挙動がおかしいと父親のあとをつけるように頼まれたウツの姉とその妹。
ユーモラスな軽さとリアルな重さが上手く混ざり合っていて、私にはおもしろかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の場合、語り役が次々と変わるスタイルは読みにくかった。内容はまずまず面白かった。
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こういっては何だが、出落ちのよえな作品だと感じた。映像化するにはいいかもしれないが、登場人物にリアリティがなさすぎて、「おしかくさま」の奇妙さが活きていなかった。
そして、こういう、堰が切れたような語りを女性登場人物の地の文などで用いる女性作家が多すぎ。新鮮味のない作品だった。 -
「そのおしかくさまとかいうのも神様なのかしら」登場する人たちそれぞれが一生懸命に生きている。その一生懸命さがどこかおかしくて。そんな中に、しっかりと核心は書かれている・・・気がするのだけれど。
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著者の谷川直子さんは元高橋直子さんで、だいぶ前に書かれていた競馬やお洋服のエッセイがわたしはすごく好きで、だからこの小説も読んでみました。
おもしろかった! お金とか宗教の話でいろいろ考えさせられるけれど、ユーモアがあってエンターテイメントとして読める感じで。
主人公の、離婚してウツ病になって立ち直って、っていうのが、経験があるわけじゃないのに、ああわかる、と思ってしまうような。主人公に好感がもてる。(ちょっと、主人公を谷川さん自身にだぶらせてしまうからかもしれないけれども)。
納得がいくような、まとまったすっきりした結末にはなっていないけれども、それがまたいろいろ考えさせられていいように思った。まとまっていないところがいいっていうのかな。人生とか、いろいろなことが、そんなにはっきりわかるものじゃない、って感じがして。
句点がなくて長い一文で特徴のある文章だけど、それがわたしはすごく好き。
(なにかで、主人公とその妹が50歳前としては子どもっぽいっていう評を読んだような気もするんだけど、自分と同じ年代としては、こんな感じだ!と思った。) -
お金があるから、幸せか。
お金が何より大事なのではない。
しかし、お金が頼りになることもある
お金は人の心を映し出す鏡
お金を粗末にしてはならない
幸せって、お金があるからってのも
ありだよね。 -
5人の人物により、一人称がころころ変わるのが本作には合ってた。
時事ネタが取り込まれているのも、全く無理なく良かったなぁと思う。
(中略)それ以後がそれ以前よりハードな場合まちがいなく人は混乱に陥る。に共感。
信じているものに裏切られる例に、原子力発電、光の速度、っていうのにうなった。 -
抱腹絶倒、おもしろい!神様はどこにでもいるし誰でも作れる。そうやって生きてもいいんじゃない。
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普通〜。
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うまく理解できなかった。
49歳うつ病治りかけのおばさんがお金で前向きになる話?