こいぬとこねこは愉快な仲間: なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか

  • 河出書房新社
3.79
  • (5)
  • (2)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309202716

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 小さな頃に、こういうお話に触れられた子どもは幸せだと思う。

    他の方も書いておられたが、私が図書館で借りたのも正確にはこちらの物とは違う、童心社の82年版のもので、まだアナログ印刷だったのか、今のデジタル印刷とは違う濃淡のある文字が、懐かしさと温かみを与えてくれている。

    子どもと同じ目線で書かれたこの楽しく平和な物語を読むと、ヨゼフ・チャペックさんが第二次世界大戦の下、ナチスへの抵抗のために強制収容所に入れられ、亡くなったという事実が信じ難く、戦争によってこういったかけがえの無い人たちの未来が奪われたことに憤りを覚えずにはいられない。
    生きて、戦後の荒廃した世界に残された子どもたちのために物語を紡いで欲しかった。2020.10.25

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ロニコさん
      ナチスに目を付けられる活動をされてました。やっと日本でも読めるようになったので「独裁者のブーツ」も機会があれば是非、、、
      ロニコさん
      ナチスに目を付けられる活動をされてました。やっと日本でも読めるようになったので「独裁者のブーツ」も機会があれば是非、、、
      2020/10/27
    • ロニコさん
      猫丸さん、こんばんは^_^

      コメントありがとうございます。
      「独裁者のブーツ」探してみます!
      猫丸さん、こんばんは^_^

      コメントありがとうございます。
      「独裁者のブーツ」探してみます!
      2020/10/29
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ロニコさん
      にゃ〜
      ロニコさん
      にゃ〜
      2020/10/29
  • この書籍を登録しましたが、実際に読んだのは「こいぬとこねこはゆかいななかま なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか」初版昭和43年の童心社のものです。チャペックさんがときどき出てきてこいぬとこねこと共同作業でおはなしができあがるような展開などもおもしろいです。なんせ東欧モノは、ちょっぴりひねくれてて、すなおなときはちょっぴりおばかさんで、愛すべきキャラクターがでてきますねー。しかし常にハッピーエンドの作品の陰で、作者のヨゼフさんは第二次世界大戦時に逮捕され、強制収容所に入れられ、そこで亡くなったという事実があり、なんとも複雑な気持ちにさせられます。

  • 長男9歳お気に入り。2回リピートして借りる。一人読書。

  • 実は、YA向きに出版された本らしい!
    児童書に分類しようと思ってたんだけど。

    チャペックさんご本人が出てくる所が面白い。
    これが連載されていた頃、
    子どもたちは楽しみに読んでいたんでしょうね。

    弟さんは、お医者さんのお話で有名な
    カレルチャペック。

  • とても素敵な本。ネグリジェさんのお話が好き。

  • 赤ちゃんの振りをしてニョニョニョってするの憧れる。
    こんな暮らしができたらなぁ・・・。

  • 子供向けに訳されたものを対象年齢を広げようということで、多少の手を加えた新訳モノ。
    元々の訳はいぬいとみこ氏なのだけど、新訳部分は井出弘子氏が手がけたというせいなのか、文章に多少チグハグな部分が見受けられる。読んでいてその辺は引っかかったなぁ。
    お話自体は可愛いのに。
    できれば人形アニメなんかで見たい。

  • 題名のとおり、2匹がおもしろいことをして過ごします、例えば、床を掃除するのに、自分たちの体でみがいたり、ズボンの穴を繕うのに、みみずを使ってみたりします。とにかく楽しいお話がいっぱいです。ただ残念なのが、本のサイズが小さく挿絵も小さく、字に
    ルビがなく子どもに読みずらいことです。以前出していた原書どおりの大型版で出して欲しいです。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1887年、オーストリア=ハンガリー帝国下のフルノフに生まれ、1945年、ナチス・ドイツのベルゲン・ベルゼン強制収容所に没する。プラハ工芸美術大学で学んだあと、画家、物語作家、エッセイスト、装幀家として活躍する。弟カレルとの「チャペック兄弟」としても、現在に至るまで世界各国で愛され、高い評価を受けている。
邦訳されたおもな著作に、『ヨゼフ・チャペック エッセイ集』(飯島周訳、平凡社、2018)、『こいぬとこねこのおかしな話』(木村有子訳、岩波少年文庫、2017)、『チャペックの本棚 ヨゼフ・チャペックの装丁デザイン』(千野栄一訳、ピエブックス、2003)、『園芸家12カ月』(カレルとの共著、小松太郎訳、中公文庫、1996)など多数がある。

「2019年 『独裁者のブーツ イラストは抵抗する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヨゼフ・チャペックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×