黒衣の下の欲望

  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309204116

感想・レビュー・書評

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  •  フランス、30台の現役女性弁護士が、倒錯的な性愛を、SM性癖のある男性弁護士によって、開花され、性的玩具になる。
    しかしながら、渇望する自身へのanusやvaginaへのペニスの挿入を拒否され、他の男との望まない性的結合を強いられ、最終的には別れるという、悲しい結末(なお、男は性的不能ではなく、著者が男の好みと思って差し出した女とは、彼女の面前で性交している)。
     両者はともに、配偶者のある身。フランスでは、健全な夫婦生活では味わえない、倒錯的な性的嗜好の追求の自由は、ハードルが低いのかな?
    連れられて行った、ナイトクラブ、入場した会場では通常のショー。しかし、建物の奥の秘密のドアを開けると、暗闇の廊下が続き、男女の嬌声、開かれたドアー越しには、1組の男女。次に、緊縛された男、更には3P・4P異常な体位で、快楽に耽る男女。そして最奥の部屋では、多数の男女が乱交・・・
     主人公は、anusの拡張、面前での強制自慰。車の中でAnalプラグの装着を命令され、そのまま、扇情的なランジェリーをショップで購入。
     日本でも、社会的地位があり、活動的で有能なOLの中にも、どMの女性がいて、人知れず倒錯的な欲望を発散している方がいるとの情報に接したことがあります。
    人間とは何か? この本で、フランスの文化にも触れることが出来、楽しく読ませていただきました。

  • 普通の女性向け官能小説だった。著者の目星がつくフランス人なら楽しめたのかもしれない。エロ描写に関しては、「私はきみのおかまを掘るだろう」以降、ギャグとしか思えなくなった。

  • [要旨]
    現役の女性弁護士が自ら禁断の性生活を赤裸々に告白し、フランス法曹界を震撼させた、「O嬢の物語」の再来と評されるスキャンダラスなベストセラー。

  • 「わたしが愛したから、男はわたしを愛さなかった。わたしがすべてを捧げたから、男はわたしに見向きもしなかった。あらゆることをしたのに、その結果何も得られなかった。」

    あたらき世界開拓。
    なんだっけ、、斉藤学の本にオススメで載っていたので読んだのだ。
    なかなか、知らない世界だった。
    まぁ、なんといいますかーーー、
    「超敏腕の女性弁護士が自ら禁断の性生活を赤裸々に告白し、フランス法曹界を震撼させた、「O嬢の物語」の再来と評されるスキャンダラスなベストセラー」
    ということでしたー。

    【7/5読了・初読・市立図書館】

  • 弁護士の著者が、実体験に基づき偽名で書いたと思われる、衝撃的な性の記録。フランス法曹界のスキャンダルとなった作品。隷属の過程で発生する、他の女への嫉妬や、悲しみ、そしてあがき。最終的にはO嬢のように自我の喪失に身を委ねることが出来なかった、プチブルの主人公の切なさは女性の作者でなければ描けないリアルさで、痛々しい。ポルノというよりは感情表現豊かな恋愛小説です

  • SMならこれ読まなきゃw

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