別のしかたで:ツイッター哲学

著者 :
  • 河出書房新社
3.38
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本棚登録 : 241
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309246642

感想・レビュー・書評

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  • エッセイのような感覚でどんどん読める。が、それで終わってもつまらない。ひとつずつのセンテンスの間に何を考えるかが、この本を満喫する条件かも。

  • すこし前に読んでた本。ついったーをそのままのっけた本。というわけではなくて、順番を変えている。というよりはまぜこぜにしている。でもまあ「つかれたー」とか「寝る」とか、わたくしがよくつぶやいていることはまあなくて、なんかちょっと気づいたこと思ったことと、あとはこのひとが仕事にしている(?)とても気になっている(こっちのほうがよいか)哲学についてのことが、順序を入れ替えるだけで、相互に干渉しあってあら不思議。って別になんかとんでもないことになるわけではないけれども、それでも別のものがみえてくるのだ。こんど自分のでやってみようかしら。たぶん「つかれたー」に代わって「寝る」がくるとかそれくらいの些事しか発生しない気がするので、やっぱりやめておこう。

    しかし、それでだね、変なはなし、このひとの、この本にのってるつぶやきというのは、存在するのである。存在ちゃあなんやようわからんけれども。ついったーで検索すると、出てくるのだ。今のところは、かもだが。2010年だかのぶんも出てきた。そこにリプライ飛ばそうとおもったら飛ばせるのである。まだやってないけど。ってことは、「別のしかたで」ならべられた本のつぶやきを読んだひとたちが、手前勝手にばらばらにこのひとに語りかけることができるってことでしょう?それってまた「別のしかたで」なにかがでてくることになるのかなあ、と思ったりもする。そうなると、本は、本ってものが、なんかとっても不思議なデバイスのような気もしてくるのだけれど、まあ本は本か。

  • 先行研究は読まなくてはいけない。が、アイディアが固まるまでは、読み過ぎるな。中2病でいいから、一時大正について自分のアイディアをいったん固めろ。先行研究で、近いことを言っていたものが見つかっても、断固として違うと言い張れ。そんなのは気合いだ、筆圧のこもった微細なレトリックだ。
    博論を書くには、自分が世界の中心にいると思え。
    学術論文を書くことは苦しい。肝心のいいたちことを存分に解放するまでの準備として、それほど書きたくもない前段階の説明をくどくどと積み上げなくはならないから。
    英語圏の論文を読むとI assume thatという文が多い。私は私の責任において~と仮定する、という。
    入門書ほどちゃんと買った方がいい。
    身に着けようとする本への出費は、もうこれは出すすかないと諦めるべき。
    大学とは様々な未来社会を実験するために様々な過去や異なる境遇や論理的、科学的な諸可能性を考える場所であり、現状の社会モデルに似ていないことも積極的に考える場所である。

  • 感情レベルの共感はある。
    しかし、知的には少し物足りない。
    tweetはやはりスマホやPCとの相性がよく、書籍という形式にはちょっとなじまないのか。
    ギャル男ってなんだったんろう?という謎は残った。

  • ツイートされた時のタイミング、さらに大きく時代を理解しないと分からないツイートも多いんじゃないかなと思いながら、割と流すように読んだ。
    そういう読み方でいいんだと思いながら。
    もともと流れていったものだから。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784309246642

  • 話題騒然のデビュー作『動きすぎてはいけない』に続いて贈る、すべてツイッター上で思考された哲学的アフォリズム集。入門的かつ実践的、「140字以内」の類例なき哲学書が誕生する!

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著者プロフィール

1978年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。
著書に『意味がない無意味』(河出書房新社、2018)、『思弁的実在論と現代について 千葉雅也対談集』(青土社、2018)他

「2019年 『談 no.115』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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