どんどん変に…: エドワード・ゴーリー インタビュー集成

制作 : カレン・ウィルキン 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 274
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309266848

感想・レビュー・書評

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  • 他人の性格で最も残念なのは?
    ーー残忍さ。
    あなたが最も嫌うものは?
    ーー恐怖と貪欲が生み出すもの。
    (p196)

  • 初版を購入したまま10年くらい放置していた(!)本書、このたびめでたく、そしてようやく読み終えることができた(パチパチパチ)。
    アーティストのインタビュー集というのは、読めばやはり面白いものなのだが、本書を購入した当時の私は、ゴーリー作品のファンというよりゴーリー作品を訳出した柴田元幸氏のファンだったため、積ん読がここまでになったのだと分析。
    これだけ内容が濃いとも知らずによくもまぁという感じである。とても楽しめた。不思議なおじさん。

    このレビューを書くにあたってというか、読んでいる途中で思ったことが一つ。
    以前書店でパラ読みしたドナルド・キーン博士の『ドナルド・キーン―わたしの日本語修行』に、日本語か中国語を勉強しようとしていて、売れずにワゴンセールになっていた源氏物語を手に取ったのが、日本文学に傾倒するきっかけというような箇所があった。
    本書中でゴーリーが、日本文学とくに源氏物語に魅せられたと語る部分を読み、もしかして二人は同じ叩き売り状態の源氏物語を手に取った?——と。
    wikiってみたら、キーン博士はニューヨーク出身で1922年生まれ、ゴーリーもニューヨーク出身で博士の3歳下……同じ書店とは言わないまでも同じ本ではありそう。
    奇妙な一致に思えて、一人悦に入っている。

  • シンプルで地に足がついていて、飄々とした語り口。自分のやりたいこと/やりたくないこと、出来ること/出来ないことをよく分かっている人だったんだなと感じた。
    仕事の話ばかりでなく、好きな本やバランシンのバレエの魅力を語っている部分も面白いです

  • 彼の書く絵本もさることながら、彼自身相当イカしたきゃらですな。
    ゴーリー好きでしたら是非読んでみては!

  • なった……。

  • 予想通りそこまで変人じゃない

  • そりゃ変だよアンタ。ゴーリー好きを自称する人はこれ読んだら益々面白くなるかと。

  • こんなタイトルをつけられたら、読まない訳にはいかないのです。

著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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