キャッテゴーリー

  • 河出書房新社
3.64
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本棚登録 : 368
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309266879

感想・レビュー・書評

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  • 猫が可愛い。可愛い猫が沢山出てくる。誰も不幸にならない。
    ゴーリーは猫好きだったそう。怖くて不気味な本が多いゴーリーですが、この本は猫への愛情が詰まっている気がします。

  • エドワード・ゴーリーの字のない絵本。
    表紙のタイトルを見ると、猫がEの文字をかかげている。それはG0REY(ゴーリー)から抜いてきたEだ。それがCATとGOR( )Yの間に挿入されて、CATEGORY(カテゴリー)と読める。

    本書ではこの二足歩行の変な猫が、暇そうに、立ったり、座ったり、寝そべったり、ポーズをとったりしているだけ。そしてページを繰るごとに描きこまれた数字が1ずつ増えていく。そして時々、壺みたいな物体が降ってくる。
    言ってしまえばそれだけの本。

    ひょっとして数学の「圏」(カテゴリー)と関連があるのかと思ったけれど、まさかね。ゴーリーがそんな野暮なことはするまい。

    あまりに無意味すぎて、ページによっては数字がアルファベットで綴られているのを見るだけで、ちょっと笑いそうになる。
    もしかして、ページをすばやくめくるとこの猫が連続的に動くのではないかと試してみたが、ページのいたるところをランダムに飛び回っただけだった(笑)

  • なんともいえない表情の、猫たちの本。言葉はなく、無表情でこちらを見つめ、または背中で語るかのようにポーズを取る猫たち。ゴーリーは死を予感させる作品が多いことから、身構えて読んだので、なんだか肩透かしを食らった気分。たまには平和なゴーリーも良いか〜。各ページに番号が振り分けられているのですが、5番目に漢数字が使われていたことに驚き。日本に関心あったのかな?インタビュー関連は未読なので、その背景が分からずモヤモヤ。10番の梯子に挟まる様子がお気に入り。

  • 猫の絵と数字だけの絵本。文字は無いけど、なんか楽しい。猫の表情がなんとも言えない。猫好きだったんだろうなぁ〜。

  • はじめてかな。こわくないゴーリー本。猫中心と、数字中心、まわりの背景中心と最低3回は楽しめる。こわくないはずなんだけどやっぱり、深読みしてしまうのはだいぶゴーリー慣れしてきたせいか。

  • 読了

  • 訳者の名前がない?! なるほど、猫が登場するだけの50枚の絵画集。ページを示す数字か、それを意味する文字があったリ。

  • ゴーリーの絵に、可愛さをあまり求めていないのもあり、本作は今一つ楽しみどころが掴めず。

  • 1〜50の数字と猫のイラストのみ、文章無し。
    猫の表情と隠れた数字を見つける楽しさ!

  • 猫好きなのはわかったけど、こんな本、よく描こうと思ったよなぁ。不思議な人。エドワード・ゴーリー。

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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