弦のないハープ またはイアプラス氏小説を書く。

制作 : 柴田 元幸 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 334
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309266992

感想・レビュー・書評

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  • イアブラス氏が「弦のないハープ」というタイトルの小説を生み出すまでの苦悩の日々が綴られております。産みの苦しみと申しましょうか。辛く長い創作の日々ですが妙にユーモラスで笑ってしまいます。自分の書いた作品を最初に戻って読んでみて「イアブラス氏は『弦なハ』の、出来栄えを思い知る。ひどい、ひどい、ひどい。」ひどいのフォントが三種類書き分けられていて笑いました。でも、わかる。自分の書いた文章を読み直すと絶望する。と、不遜ながら共感するのは学生時代に創作の授業とってたからなのです。

  • 著者の作品を図書館で借りられる範囲で最初から読んでいるのだが、本作は多作に比べて読み応えのある作品となっている。イアブラス氏の苦悩は著者の投影か、あくまでも客観的立場にいて、読者を混乱させるものなのか。うーん、まだまだ読んでゆこう。

  • 初ゴーリー、面白かったです。

    作家イアプラス氏の小説を書き上げる苦悩が語られていて
    自分の昔の本(しかも贈呈本)を本屋で見つけてしまったり
    書いた作品を読み直した感想が「ひどい」とか「クズ」だったり
    ファンからへんてこりんなプレゼントが届いたり、というのが
    なかなかリアルです、現代の作家さんもこんな苦労をしているのかも…

  • 2015 7/4

  • エドワード・ゴーリーの第一作、全体的に憂うつなトーンと奇妙な絵は変わらない。

    文章が比較的長いので、物語としてしっかり読める。

    予言の自己成就とでも言うべきか、結果的に自伝に近いような作品を一作目にして書いているのがおもしろい。

    きっと、このように憂うつな執筆活動をしていたのではないだろうか。

  • C・F・イアブラス氏は『論理のゴミ箱』など世評の高い作品を執筆した、高名な小説家である。彼は一年おきの十一月十八日に、次の小説を書きはじめる。この物語は彼が『弦のないハープ』を書き上げ、その後を描いたものである──。
    エドワード・ゴーリーが1953年11月に発表した、記念すべき第1作。柴田元幸のあとがきにある通り、その後の作品に比べ圧倒的に文章が長いです。わたしの理解が及ばず、イアブラス氏の心情にあまり共感できなかった。

  • イアプラス氏が適当に「弦のないハープ 」と名付けた小説を書くがなかなか思うように進まない。
    「弦ハ」が完成するまで、そして完成したあとのイアプラス氏の苦悩を延々と描き続けている。

    何がいいのか分らなかったというのが正直な感想。
    ページ内に改行はなく、まさに延々と。
    ずっと読んでいてうんざりしてきた。
    小説家の苦悩というのは面白かったが。
    ゴーリーの奇天烈さに心酔している人向け。

  • 比較的理解はできる…かな?
    作家ってやつは、いかれてるぜ!

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著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。邦訳書に『ギャシュリークラムのちびっ子たち』『うろんな客』などがある。2000年没。

「2018年 『音叉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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