起床術──どうしても「スッキリ起きられない」あなたへ

著者 :
  • 河出書房新社
3.35
  • (4)
  • (9)
  • (20)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 98
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309267753

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  本書を発売直後に購入したのは、どうしても朝起きられなかったからなのだった。
     それもそのはず、圧倒的に睡眠時間が不足していたのだから起きられるはずがない。
     私は中学2年生の頃から短時間睡眠マスターを目標として無駄な努力を続けていました。
     中学2年から5時間睡眠を10年間、それ以降は6時間睡眠を目標に10年間、無駄な努力を続けて失敗し続けていたのだった。
     当然朝起きられず、自己嫌悪に陥ってうつ病を悪化させる負のスパイラルを繰り返していました。
     本書にも

    「その人にとって必要な睡眠時間を短縮することはできない」

    と書かれています。
     しかし私は酒井洋や藤本憲幸などの短時間睡眠法に書かれていた
    「我慢していればやがて慣れていく」
    という文章の方を信じて、いつかは慣れていくと信じて無駄な努力を続けて自滅していったのだ。
     今でも短時間睡眠の本に
    「短時間睡眠を続けていけばやがて身体は対応して慣れていく」
    と書かれています。しかし私はいくらやっても慣れていくわけがないことを身をもって実感しました。実感してあきらめるまで20年間失敗し続けました。

     ところで現在の私は、何とか予定時間に起きることができます。
     それは短時間睡眠をあきらめたからで、現在は7時間睡眠を想定していますが、それは理想であって、現実はやはり消灯は遅れて行くのですが。それでも6時間半は何とか取れているでしょうか。
     予定した時刻に起きるための方法は分かってみれば簡単なもので、「必要な睡眠時間を取る」ということなのでした。
     また、年を取ると必要睡眠時間が減るとか、朝が早くなるとかいいますが、それも実感しています。

     そもそも私は子どもの頃から朝起きるのが苦手の怠け者でした。7時より前に起きるのは絶対無理だ、と思い込んでいました。休みの日は一日中寝ていたいと思うくらい。
     夏休みは最初と最後の1週間は近くの神社のラジオ体操に参加する必要があった(朝6時半開始)のですが、私はこれが大嫌いでした。
     何で夏休みで普通より遅くまで寝ていられるはずなのにこんなメチャクチャ早い時間に起きなくちゃいけないんだ、と不満たらたらでした。
     まあ子どもの頃からこんな考え方をしているようじゃ、その後の人生しれたものですね。

    快眠・早起き朝活・健康生活ブログ
     予定した時刻に起きられる簡単な方法【起床術】
      https://sfclub.seesaa.net/article/500849498.html

  • 起床について知りたくて読書。

    フリーランスが影響してか起床時間がバラバラな情況が続く。睡眠不足は感じない。日中の眠氣もあまりない。ただし、睡眠の質はあまりよくないと日々感じる。

    それを解消するヒントが欲しくて読み進めてみる。

    1年前からコーヒーや紅茶は飲まなくなったのでカフェインについては問題なし。後はアルコールか。深酒はしないものの、飲む量は多いので減らしていく必要性を感じる。
    食事をする時間が遅い。寝る前3時間前には食べ終わる。寝る前にPCを見ないようにする。

    寝具は引っ越しして変えたばかりで新しいベッドマットや首が安定する枕はいい感じだと思う。
    カーテンは閉めず開けたまま寝ている。
    夜間の室内蛍光灯はつけず、机のスポットライトのみで過ごしている。

    日本人は睡眠についてデリケートかと思ったけど、専門家へ相談する人は少ないという統計が意外。

    日々のアルコール摂取量や睡眠の質についての記録は実行してみようと思う。後者はスリープトラッカーを活用して。

    スッキリと目覚めて早朝、午前中に集中できるようにしたい。

    読書時間:約50分

    • だいさん
      人間も動物の仲間として考えると、食と睡眠はキッチリと押さえておきたいところですよね。
      生活を再考してみるのは良い方法と思いました。
      人間も動物の仲間として考えると、食と睡眠はキッチリと押さえておきたいところですよね。
      生活を再考してみるのは良い方法と思いました。
      2014/09/20
    • びあしん慶次郎さん
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      プラスで睡眠外来へ相談するのも選択肢としていいなと思いました。
      だいさん、
      コメント有り難うございます。

      プラスで睡眠外来へ相談するのも選択肢としていいなと思いました。
      2014/09/22
  • いまひとつ根拠が薄い感が否めない。くだけすぎているからか。ドクターもあくまで「監修」ってところに留意。  同じ趣旨であるなら『「朝がつらい」がなくなる本』(三笠書房)のほうがよくまとまっていて読みやすい。臨床的な資料としては「睡眠障害の対応と治療ガイドライン」(じほう社)。眠りの原理や質など根源的な理解を得るなら「ヒトはなぜ眠るのか」(筑摩書房)がよいと思う。

  • まとめ
    起きられない原因別10のタイプ
    ①睡眠不足型→睡眠時間↓
    ②悪い生活習慣型→タバコ、アルコール、カフェイン
    ③体内時計故障型→
    体内時計が昼と夜の周期と大幅にずれる睡眠相後退症候群、
    1日1時間ずつ起床時間が遅れていく非二十四時間睡眠覚醒症候群
    昼夜を問わず不規則な睡眠をとってしまう不規則型睡眠覚醒パターン
    ④緊張型→ストレスによりアドレナリン↑
    ⑤現実逃避型→他人との接触を嫌う「回避性人格障害」
    ⑥抑うつ型→うつ病 冬季うつ病
    ⑦窒息型→睡眠時無呼吸症候群
    ⑧寝過ぎ型→必要な睡眠時間より長すぎる眠り
    ⑨女性ホルモン型→黄体ホルモン
    ⑩昼間も眠い型→特発性過眠症、ナルコレプシー

    その人にとって必要な睡眠時間を短縮することは出来ない。
    食事やアルコールは就寝の3時間前にはやめておく

    メラトニン
    →眠りを誘う物質。日光を浴びてから十四時間後に分泌され始める。
    →休日、昼まで寝ているのはNG。月曜が起きられなくなる原因になる。

    してはいけない昼寝
    ①30分を超える昼寝→頭がぼーっとする
    ②午後3時以降の昼寝→夜の寝つきを悪くする

    おすすめの昼寝
    昼休み~3時ごろに15分ほど座ったまま目を閉じるだけのプチ昼寝
    昼食前にコーヒーや緑茶を飲んでおく→覚醒した状態で目覚められる

    バナナ
    →3種類の糖類(ブドウ糖、果糖、ショ糖)を含む
    →それぞれ吸収される時間に差があるため、脳のエネルギー源として速効性と持効性がある。

     

  • 「起きられない」のは病気です。病気は治せます。本書は「起きられない」タイプを10タイプに分類、原因と対処法を分析する。今すぐできるセルフチェック、すっきり目覚めるための入眠&起床テクなど、即実行できるレシピが充実。

  • コーヒーよりも紅茶のほうがカフェインが多いとのこと。

  • 生活リズムはやはり大切。
    重要なのは太陽の光。
    夜更かしも控えねば。
    すっきりした気持ちで毎日を過ごしたい。

  • 当たり前のように日々繰り返される睡眠。
    出来れば、すっきりと、爽快に、目覚められるようになりたいと願う方はこちらをどうぞ。

  • 起きられない原因を医学的に分類して,それぞれの対処法を示した本。
    ……という触れ込みだが,睡眠全般に関わるトピックスを扱っており,類書とさして違いはない。対処法といってもやはり特効薬はなく,様々な工夫を重ねるしか方法はないようだ。

  • そんな気はしてたが10年以上前の本だった…

    光を浴びてから14時間は経ってないと眠くならない。数分でも体を動かすと快眠につながる

    一気に読めてないからちょっと感想に偏りがあるかもしれないけど、精神的な原因でなる不眠症に優しげな本だった気がする。

    肉食べるなら寝る3時間前までに食べないと消化されにくいから代謝高まってしまって眠れない

    休日と平日の睡眠時間の差は1時間くらいまで。3時間も違うようなら睡眠不足なのでは?

    早め早起き、まずは「早起き」から。子供の場合も。

    不安があったりでなつけないなら、「起きたくない」悩み、不安を明らかにする。
    1.どんな場面?職場で?家庭で?
    2.それはなぜか?
    3.その時、自分はどう感じた?
    4そのことをポジデイブに考えることはできる?
    5.どう言う状況ならストレスを感じなかったのか?
    6.ストレスを感じない状況をつくるために自分は何をすればいおと思う?






    赤塚図書館 498.3

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

医学博士

「2017年 『「朝がつらい」がなくなる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梶村尚史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×