むしのほん

  • 河出書房新社
3.45
  • (11)
  • (23)
  • (38)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 338
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309275475

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • エドワードゴーリー らしさが見え隠れする。
    見方によれば、悪を倒す正義。
    でも…。
    僕はそうは受け取れなかった。
    ゴーリーゆえにゴーリーならば…。
    色んな意味を含んだ本。

  • 2017 10/13

  • う〜ん、複雑だけど生きるために
    何を犠牲にするってことなのね

  • うわー筋がわかりやすくてキャラがわかりやすいぶん変に寓意的に思われて深読みを誘われて嫌な気持ちになるなー。
    作者は善悪を述べないが、善悪なく立場や生まれや利害関係のみで他者に対して残酷になれるのが人間なわけで。
    人間は寄り集まればなおさら集団圧力で客観的になれなくなるわけで。
    みんなで人殺しの記憶を抑圧し合う仲良しこよしが人間の社会なわけで。

  • 彼の作品にしては全体的にかわいらしいがいろいろ含むものが多いなって思いました。

  • これはまあ、かわいい……??
    けど、排除されたくろいむしは………

  • これは、色とりどりの「むし」と黒い「むし」、どの目線で見るかによってずいぶん違う形に見える。楽しく平和な暮らしをおびやかす黒い「むし」……しかしこの黒い「むし」が一匹であるのに対し、一致団結する「むし」は多勢である。
    最後のページの文が何とも恐ろしい。

  • 青い虫が2匹いた。
    その親戚の赤い虫も3匹やってきた。
    両方とも親戚の黄色い虫が2匹やってきた。
    みんな仲良くやっていたけれど、そこへ誰とも親戚でない黒い虫がやってきた。
    黒い虫とは平和に物事が進まなく、青い虫、赤い虫、黄色い虫でしばしば会合を開いた。
    そして、崖の上から黒い虫に石を落として潰すことに成功。
    3者の間にはまた平和がやってきたのだった。

    ならず者をやっつけてめでたしめでたし、たのかな。
    分かるような分らないような。
    寓意的。

  • "カラフルなむしたちの しゃこうせいかつを だいなしにした くろいむしのうんめい…… 生きていく哀しさと美しさを虫たちに託して描いた傑作。オールカラー。

全44件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1925年シカゴ生まれ。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。おもな邦訳に『うろんな客』『ギャシュリークラムのちびっ子たち』など。2000年没。

「2023年 『どんどん変に…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エドワード・ゴーリーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×