セミ

著者 : ショーン・タン 岸本佐知子

• 河出書房新社 (2019年5月11日発売)

感想・レビュー・書評

[こつぶぴりりさんの感想 · 2020年8月7日]

大人向けだと思うと、星5つです。

ただ、我が家は
3歳の娘のためにあらすじも確認せずに図書館で借りてしまいました。

結果、恐怖で1人になるのを怯えるほど。。。


赤いセミが特に強烈に怖くなったらしく、
確認せずに娘に読んだことを後悔しました。。。


表紙の、どこか可愛らしいセミの絵を見て
とても楽しみに読み進めました。。。


言語理解力は高いタイプの娘は
セミに対する仕打ちに対してもショックを受け、
恐怖感と好奇心があいまってラストシーンは釘付けになっていました。


そして、なぜか2度読まされ。。。
結果的に
「この本怖い！
もう2度と見たくない！明日返しに行く！」
と涙目で言っていました。。。


感受性の豊かなお子さんにはお勧めしません。
大人でも衝撃を受けて、たくさん考える作品です。

[りこみさんの感想 · 2021年6月6日]

なんだかよくわからなかったけれど人間にいじめられてかわいそうだった。

著者プロフィール

1974 年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代にはSF 雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006 年に刊行した『アライバル』は世界中で翻訳出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプトアーティストとしての活躍の場を拡げている。9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2010 年に第83回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞。2011年にはアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。2019年には日本で初めての展覧会を開催。現在メルボルン在住。

「2020年 『ショーン・タン カレンダー 2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」