親指Pの修業時代 下 (河出文庫 ま 1-5 BUNGEI Collection)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 160
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404561

感想・レビュー・書評

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  • いままで当たり前だと思って享受していた価値観、無意識に差別していたものに気付いていくさまが非常に面白い。それでいて、次はどうなるんだろうと先が気になってしかたがない。
    話の内容ももちろんだが、表現もおもしろく読みやすい。
    人から借りて読んだが、自分でも買おうと思う。

  • 異形な人たちの特別な環境での話しの形を取りながら、普遍的な愛情のあり方を考えさせる一冊。変な話だけど良い話。

  • おもしろかったけど、想像するといたいシーンが多すぎて、いたいいたいと思いながら、読みました。

  • 「性」まつわる言説を撒き散らしながら
    物語は駆けて行く。小説はこんなに面白いのか。
    だから小説なのか。「幸せだった出来事をなくたものとして惜しんじゃだめよ。獲得できたものとして楽しく思い出さなきゃ」

  • 下手なフェミ性を露出して多数に嫌われるより、もっと強靭なものの言い方があるということ。それに気付いていることを主張するのが一番賢い(賢かった)。そしてその後(ゼロ年代)どうなったかというと、一歩も動かないどころか忘れたふりをむしろ(あえて、か?)している、「女」のほうが、だ。なんか新しく言うこと言ってもいい気がしてくる。よね。

  •  残念ならが下巻はぐだぐだなのだ。どこへ向かってお話が進むのか、期待したほど大きな展開はなく内容が乏しい。上巻はわりと新鮮な感じで読めたのに、上下巻の評価がこれほどに分かれる本もめずらしい。

     見世物一座という発想はなかなか面白い。途中、一座の保と映子がお話の中心になるあたりでいきなりつまらなくなる。著者が心情に深く切り込みすぎたため楽しめなくなった。

  • てーかうちが読んだのはハードカバー?
    とかいうやつです
    だんだん読むの疲れた後半

  • 親指がふたなりになる話。
    すごいことは起こらない

  • 新規購入ではなく、積読状態のもの。

  • (上)参照。

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著者プロフィール

1958年生まれ。78年「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞しデビュー。著書に『親指Pの修業時代』(女流文学賞)、『犬身』(読売文学賞)、『奇貨』『最愛の子ども』(泉鏡花文学賞)など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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