ナチュラル・ウーマン (河出文庫 ま 1-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 857
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408477

感想・レビュー・書評

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  • 松浦理英子の表現が好きで読んだ。
    本筋は女性同性愛者について。
    本筋からはずれるものの、最後のページの会話が心に刺さった。

  • ビアンものということで読みたくて手に取ったのものの、あまりピンと来なくて、そんな自分が残念…。
    十年前に読んでいたら、「あなた一体何者?ふつうの19歳の女の子みたいなフリしてるけど」なんて言われる女性になりたい!と憧れたかもしれないけれど。

  • おしりのはなし。

  • 女性同士の恋愛を書いた場合、性描写に、その作品の魅力を集約せねばならないのだろうか、と思わせられた。
    なんでこんなに痛めつけられたり痛めつけたり。みんなそんなに身を投じて愛を確かめあってるわけじゃないだろうに。同性同志だから?

  • 読んでて痛い。けど、読みながら手に電流が走るようだった。
    松浦理英子の原点。

  • 泣いた。

  • 何か痛々しいレズビアンの話だった。
    何でそんな風になっていくのか不思議だったなー。
    幸せになるって難しい。

  • レズビアン小説で、現在から過去へと連なる三話形式からなる。第一話(『いちばん長い午後』)に出てくる、主人公の住む「欠陥アパート」は彼女と恋人たちとの関係性の重要なメタファーになっている。すなわち、流したものが下の階のトイレに行き着くようになっていて(「ある部屋の汚物を別の部屋が受け止める」)、「住民同士に付き合いはなくとも部屋と部屋とが勝手にコミュニケーションをとっている」というつくり。セックスのメタファーだし、セクシャリティのメタファーでもある。

  • ページをめくるたびに胸のあたりに何かが注入されるような心地だった。いまは満タン。あまり簡単に勧めたくない作品。

    そう言えば嗜虐的趣向について話をしたこととかないな。よほど信頼してないとそんな話しないけど。

  • 1062夜

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著者プロフィール

1958年生まれ。78年「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞しデビュー。著書に『親指Pの修業時代』(女流文学賞)、『犬身』(読売文学賞)、『奇貨』『最愛の子ども』(泉鏡花文学賞)など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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