- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309412931
感想・レビュー・書評
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なんだかよく分からず読むのに時間がかかってしまった。
朝子も麦も何考えてるのか、考えてないのかよくわからん。関西弁の会話も馴染みがないからか、どの登場人物にも親近感がわかず、途中から苦痛だった。電車の中で読んだら頭痛くなった。
唐田エリカさんは朝子にあってるかも。
普通ぽくて、地味で、だけどなぜか彼氏が途切れなそうな。そして突拍子もない決断をしてくれそうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中で読むのやめた
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なかなか読めずに積まれていた一冊。
うーん、私には、この主人公の女性の考えていることはよくわからなかったし、最後もよくかわらなかった。 -
好きな男が突然目の前から姿を消したら。
そりゃ、探すわな。ちょっとしたことを必死で思い出して。
次に好きになった男はその彼に似ていた。似ているのか? 似ているように感じるのか?
好みはそう大きく変わらないということか、前の彼を忘れられないということか……。
好みはそう変わらない、かな。
映画になってるのね、知らなかった。 -
見たものを描く感じとその文体が心地よい。カメラやテレビの越境は冒頭の雨から。でもちょっとそういうのが多いので疲れた。
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途中までは割と淡々と流れているわけですよ。ちょっと変かも?って思う瞬間もあるけども、それはまぁ、100年前には犬に服なんて着せなかったけど今は着せてるのを見てもまぁ慣れたかなぁ、
程度の変かも感ですよ。
ただ、ちょっと変と狂気との境界線は甚だグレイであって、じわじわと狂っていく感はある意味ホラーであって、女性はおおむね狂気を抱えていて、常時爆発するのが2割、潜在的な活火山は日本の山の中の火山の割合程度には存在していて、富士山がいつ噴火するか分からない程度にいつ狂気が暴走するか分からないわけで、そんなことみんな知ってるんだけども、実際に噴火したらマジやばいという事を教えてくれるわけです。
そして亮平くんの態度も分かりすぎるくらいで、火山灰が降り積もった畑を孤独に耕していく農家の人みたいな素朴な力強さを感じるわけですよ。テレビのインタビューで、仕方ないですよって、寂しく笑ってるやつね。 -
主人公・朝子のとった行動が非難されるのはよく分かるのだけど、朝子に猛烈にシンパシーを感じる自分がいる。
元恋人を想い続けるうちに自分の頭の中で確立させてしまったその人の像が他人からしたら全くの別人なのに自分にとっては紛うことなき元恋人そのものであるということ、
全てを手放してでも選んだのに、ほんのふとしたきっかけで目が覚めてしまうこと、
他人からしたらハチャメチャな女なのだけど朝子の中では何の論理の破綻もないだろうこと、なぜだかすごくよく分かる。
当然の感情の流れに従って行動したまでである朝子が危うくて静かに狂っているのは分かるのだけど、朝子は自分が変だとは全く思ってないし、私も朝子と同じことをするのではないかと思ってしまった。 -
評価は真っ二つに分かれそう。
小説の読み方によってはおもしろく感じられるところもあるのかもしれないけど。。少なくとも,ストーリーに没頭したいとか登場人物の心情に添いたいという読み方では先に進めない難しい小説だった。 -
何とも言えない読後感が残る。主人公目線で見える世界は、実はとても歪んでいるのに、それが読者に分からないと言う事だろうか。