記号と事件: 1972-1990年の対話 (河出文庫 ト 6-5)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462882

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。

    その副題に記された年号(1972-1990)から推察される通り、本書は『アンチ・オイディプス』から『哲学とは何か』にいたるドゥルーズの思考の軌跡を側面から辿るものである。

    ★本を書くことの価値やその方法、本の機能に関するドゥルーズの洞察も捨て難い。(p41-42)

    ドゥルーズは、私たちのうちに移行してくる外部の諸力に対し、私たちはたえず自分自身と徹底的に語り(折衝し)、自分自身にゲリラ戦を挑むことでおのれを見出さなければならない、哲学に出来るのはそれだけである、と述べている(p5-6)。

  • この分野における私の知識が歯抜けなので全部はフォローできないが,要するに近代数学や科学で用いられる(けっこう危ない)方法を,こっちの方に適用しているのが面白い.そのあたりを意識して読むと,わりあい簡単に類推が出来,論旨は明確で解りやすいと感じる.文系の学問はこういう展開になっているわけですか.

  • 難解なドゥルーズだが
    ここでは本人が分かりやすく語ってくれている

  • ドゥルーズ入門。

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著者プロフィール

(Gilles Deleuze)
1925年生まれ。哲学者。主な著書に、『経験論と主体性:ヒュームにおける人間的自然についての試論』『ベルクソニズム』『ニーチェと哲学』『カントの批判哲学』『スピノザと表現の問題』『意味の論理学』『差異と反復』『ザッヘル゠マゾッホ紹介:冷淡なものと残酷なもの』『フーコー』『襞:ライプニッツとバロック』『フランシス・ベーコン:感覚の論理学』『シネマ1・2』『批評と臨床』など。フェリックス・ガタリとの共著に、『アンチ・オイディプス』『カフカ:マイナー文学のために』『千のプラトー』『哲学とは何か』など。1995年死去。

「2021年 『プルーストとシーニュ〈新訳〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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