- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463032
感想・レビュー・書評
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極限的な環境に人間または生物がどのように適応するか,あるいは適応できないかを学問的に検証した本. 生体が保っているバランスというのは非常に微妙なものであることを実感する.
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生理学者が人間の限界についていろいろな環境で考察しています。高い山や深い海、宇宙空間・どんな暑さ・どんな寒さいろいろな環境でも生物はいきています。けっこう、宇宙開発などで問題となる極限状態について知らないことがありました。けっこう、酸素をちゃんと摂取するのはむづかしいようです
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「人間はどこまで耐えられるか」だけではなく、微生物など人間以外の生命の存在限界についても触れられていて、大変興味深い。発見のエピソードも面白い。
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2009年12月29日購入。未読。
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深い海、高い空、極寒、灼熱。人が生きていける環境はどんなところか!ちょっと怖いですが人体の限界に迫る科学的な本です。
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タイトルから,完全自殺マニュアルとかそーゆー系の,あるいはトンデモ本系を想像して買ったら,とてもマジメな,生物学的にヒトの限界を熱さや冷たさや高度(気圧)とかについてそれぞれ解説してある本だった。
普通に面白くてためになる。
普通の人でも,意外と日常生活でヒトの限界状況とニアミスしているかもしれない。 -
第1章 どのくらい高く登れるのか/第2章 どのくらい深く潜れるのか/第3章 どのくらいの暑さに耐えられるのか/第4章どのくらいの寒さに耐えられるのか/第5章 どのくらい速く走れるのか/第6章 宇宙では生きていけるのか/第7章 生命はどこまで耐えられるのか
‥‥という7章から成る本書の著者はオックスフォード大学の生理学部教授で、書籍の執筆はこれが最初っぽい。しかし丁寧な語り口で読者を惹き付ける技量はなかなかのもので、ポピュラーサイエンスはかくあるべしと思わせる。
タイトルの問いは、換言すれば「何によって人間の限界が決まるか」ということであり、限界を少しでも高めるために人間(あるいは生物一般)がどんな生理的メカニズムを有するか、さらにはどんな道具や行動が効果的かという問題に繋がっていく。
覚えておけばサバイバルに役立つかもしれない知識もあるが、ほとんどの人にとっては単なる雑学に過ぎないだろう。是非読むべきと人に勧めるような本ではないが、科学の面白さを知らない人に読んでほしい1冊だ。
余談ですが、本書の原題は「Life at the Extremes(極限の生命)」。邦題の方が秀逸だと思います。 -
ヒトが登れる高さの限界、潜れる深さの限界、暑さ、寒さ、スピードの限界を生理学的見地から探っている。誰もが実感できそうなテーマがグッド。
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