- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309610429
作品紹介・あらすじ
『緋色の習作』につづいてホームズとワトスンを登場させた「シャーロック・ホームズ物語」第2作。精緻かつ権威あるオックスフォード大学版の「注釈・解説」を完訳して付す。C・カー、F・H・タウンゼンド、H・デンマンのイラストを復刻掲載。
感想・レビュー・書評
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小学生のときに読んで大好きだったシャーロックホームズ。久々に読んでみた。
意外と覚えてて展開がわかってしまったから、あの時ほどははまらなかったけど、他の話もまた読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なるほど、解説であった通り『宝島』スティーブンソン著の影響が濃いなぁ。
『宝島』1883年
『四つの署名』1890年
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C0398
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現状ベストと言われる河出書房のシャーロックホームズシリーズ第2弾。
ワトスン博士が夫人と出会う記念となる作品だけど、緋色の習作に比べ、テンポが少し悪く、エピローグも簡潔だなという印象。
後半に犯人の回顧録が載るのは緋色の習作と同じ。10代の頃はこの部分が不要に思ったけど、今読むと、この動機の部分が物語を深くしていて、楽しく読めました。 -
様々な手法を使ってバーソロミューを殺害した犯人を追うホームズだが、なかなか手がかりがつながらず、最後まで息をもつかせぬ展開。
「四つのサイン」は「緋色の習作」に続いて発表された第二作にして、四つある長編のうちの二作目でもある。作品の発表順でいうと二作目だが、年代学の大家ベアリング・グールドの事件発生順でいうと19番目となる。
実際、作中においても、ホームズとワトスンの関係は「緋色の習作」よりもさらに深まりを見せている。
また、ベイカー街での生活が詳細に語られ、リアリティの高い二人となり、まるでホームズが実在するかのように思われ、この後の「シャーロック・ホームズの冒険」の爆発的な人気につながっていく。 -
ホームズとワトソンの掛け合いと謎解きが噛み合っているのが、テンポが良くて読みやすい。ホームズさんが変装する所とワトソンさんが意外に行動派なのが面白い。当時のロンドン事情を知ってるとより楽しめそうだと思った。
個人的には「4つのサイン」より「4つの署名」の訳が好きだなと思う。 -
最高
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ホームズがコカイン漬けになってるのが面白い。笑
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こちらは中学生のころ読んだけれども、いまだに緋色の秀作を読んでいないというなんともまあ変な現状が続いている
このシャーロックホームズは、児童向けに出ているものとは少し異なる
児童に適切ではない表現、例えばホームズが麻薬中毒者だとか、が平気で乗っている、大人に向けたオリジナルのシャーロックホームズなのです
子どものころに読んで、懐かしいなと読み返すのであればこちらをお勧めします