- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334032050
感想・レビュー・書評
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深海の生物に興味があり、何か興味深い話は載っていないか…と手を出してみたのですが、
いざ読み進めてみると潜水艇の開発や運用まわりのエピソードに夢中になってしまいました。人間って面白い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
深海探索について素人が読んでもわかりやすく、写真もありとても興味深かった。危険を伴う作業のため、無人探索の方が良いのではないかと素人ながらに思っていたが、一概にそうではないことが記されている。
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海の底に捨てられた買い物袋が分解されずに漂っている様子には、考えさせられる。
米・仏に負けない誇りと技術を持つJAMSTECの"しんかい"チームの皆様にプロ意識を感じた。 -
インタビューした人とされた人の共著という変わった構成の本。
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高圧、低温、暗闇の未知なる深海に挑む「パイロット」と潜水船に迫る。なんとも冒険心、知的好奇心、ロマンをくすぐられる一冊である。
予算削減のあおりを受けている…というのはなんとも残念。 -
パイロットと聞くと飛行機の操縦士を連想される方が多いのではないでしょうか。飛行機の操縦士と同じくパイロットと呼ばれる人がいます。それは潜水調査船を操船している方々です。潜水調査船は深い海の中に潜り海底や生物などについて調べる船のことです。そして、日本の潜水調査船の技術は世界の中でも、トップレベルなのだそうです。そんな日本が誇る潜水調査船「しんかい6500」から見た深海の世界を覗いてみてはいかがですか?
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出てくる人がみんなかっこいい。フロンティアに挑む人達の生の文は迫力が違う。
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深海の世界なら日本は世界をリードできるも、予算削減のあおりを受けていることを知った。ただ、有人である必要があるのかについては結局主張が弱いと感じ、それもやむなしなのかなという印象。知ったこと。トイレ大は習慣や緊張感からする人はいない、重大な事故は一度もなく底引き網に引っかかったことくらい、世界中のほとんどの深海は調査済、深海にはスーパーのビニール袋、ズガイガニの交尾・・・
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深海潜水調査船の体験録と科学的考察。それに未来まで考えている。
体験談の所だけが読みたくて購入したのだが、結局一気に読んでしまった。
それだけ、興味をひきつけながら語られる。
生々しく語られているので、乗りたくはないが、乗った気分にさせてくれる本。 -
筆者の書くように、同じパイロットでも旅客機や宇宙飛行士の認知度と、深海調査船のパイロットの認知度には大きな隔たりがある。
もちろん、その分母の違いもあるのだろうが、もっと大きな違いは、メディア受けするコンテンツかどうかということに尽きる気がする。
大空は見上げれば、その彼方まで思いをはせることができるが、深海は海面を見ても、その深淵を思い描くことは難しいだろう。
そんなコンテンツに挑んだのが本書だ。
全3部構成からなり、藤崎というライターが深海という概要にスポットを当て、後にパイロットの説明が2部続く。
文章は平易でつまらない。正直、パイロットの文章は面白くないから、飛ばし読みした。
でも、なんか「読んでおきたい」という気持ちになるのである。
それは、自分が深海というコンテンツに、一般メディア以上の興味を持っているからに他ならない。
ただそれだけのことなのだが、逆に、ただそれだけのことで、読書ができるというのは、新たな発見であった。