スケッチは3分 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033804

感想・レビュー・書評

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  • ペンと鉛筆で、静物や風景をサラサラちょいっと描く「ちょいスケ」を勧める著者である。サラッと上手く描く秘伝が著された本かと思いきや、それだけではなく、サラッと上手く描くための練習方法にページが多く割かれていた。やはり読むだけでは駄目で、練習せねばならないのか....

  • 題名で借りたがやっぱり難しい

  • この本、使えます!
    オイラは、スケッチとか、似顔絵とか、大好きなんですけど、こういう基本を知らないから、いまいち趣味の世界には踏み込むことは出来ませんでした。
    しかぁし、この本に書いてある具体的な手法で、スケッチするのが楽しくなりました。オイラのメモ書きから幾つか紹介。

    曰く、線を書くペンと、面を塗る鉛筆の2本で描く。
    曰く、細かい線で濃淡を表現しない。
    曰く、線と円を使いこなす。
    曰く、見えないものを見えているように描く。
    曰く、1本線で描写しがちなところを2本線で描く。
    曰く、描く対象は右上がりの構図
    曰く、奥行きの表現と遠近法のパラペットに注意
    曰く、繰り返しは省略画法を使う。
    曰く、描くテーマは一つに絞る。
    曰く、下書きから本描のコツは、手前の部分から描く、上から下に描く
    曰く、下書き線=通常の実線+1点鎖線+小さい丸
    曰く、影と陰の違いを明確に。
    曰く、電車や車に限っては、3次元的な構図(斜め前からの構図)はやめる。横からも。ほぼ正面からが良い。
    曰く、顔を描く場合は、斜めからの構図が描きやすい。

    まあまあ、誰でも知ってそうなことですけど、絵と文章が混在した新書だから表現できる気軽さがオススメです。

    久しぶりの5点満点オススメです。

  • ずっと積ん読だったが、フォトリーディングを意識したところ、一気に読めた。自分の手や娘の顔をスケッチしてみた。芸術という視点のみならず、工学的見地から書かれているところが、なかなか面白い。

  • スケッチで発見力を養おう!

    ボクは絵心がない。
    小さい頃から教科書やノートに絵を書いていたという思いでもない。

    ただ、旅先やちょっと気になったものをスケッチできたら素敵だろうな・・・という思いはある。

    むしろ、スケッチをすることで、ものを細部まで見る癖ができて
    ビジネス脳ともいえる「発見力」の向上にもつながると思う。

    本書は少し前に買っておいて、
    しばらくの間、ボクに読まれる機会がなかった新書だ。

    ただ「発見力」向上という観点や新しい趣味という観点から
    再び手にとることにした。

    もしかしたら、ミラーレス一眼レフカメラを購入したことも
    きっかけかもしれない。

    もっと、モノの細部を見つめて「発見力」を養いたいという。

    本書の著者は、いわゆる芸術系の方が書いている芸術本ではない。
    設計士が、芸術とスケッチを論理的に誰でも簡単にスケッチができるようにと書かれた本である。

    黒鉛筆と水生ボールペンを用いて。

    早速、本書を読み終えたボクは、文房具屋で黒鉛筆を買った。
    三菱とトンボの黒鉛筆が63円で売られていた。
    なんとなく迷ったあげくに、トンボの黒鉛筆「木物語」を選んでみた。

    今日からボクのスケッチ人生が始まる。
    下手なスケッチかもしれないけど、
    愛着の持てる台湾風景なんかを書いてみたい。

  • 仕事柄、また趣味で地学巡検をするときなど、スケッチをすることはよくあります。
    そのときの参考になれば、と古本屋で買った本です。
    いろいろ参考にはなりそうです。
    が、一通り読んだだけで、あとは実際に手を動かしながらもう一度読み直したいと思います。

    贅沢を言えば、何のためにスケッチをするのか、その目的別にポイントを書いてもらいたかったです。
    趣味のスケッチ、という感じの書でしたが、その割には仕事でのスケッチの活用とか、人に見せる話とかが頻出していたので…。

  • 簡単にスケッチをする方法論。ちゃんとロジカルに絵をかく方法があることに気がついた。

  • 3分でさらりと書く「ちょいスケ」の仕方。こんなものもまで新書で読めるというのはありがたいものですわ。

    必要なのはペンと黒鉛筆だけ、という手軽さ。この本を読んだ後の年賀状には絵が入るようになりました。面倒だけど、好評でしたよ!

  • 最近仕事で

    ちょいちょい絵を描く機会が増えてきたので

    ちょいちょいの絵が上手に描けたら

    かっこいいし

    コミュニケーションも通るし【おれえらいよなぁ】

    っとおもって借りてみました。

    良かった点

    主に2ページで1つの章みたいな構成なんだけど

    1ページ目に文章

    2ページ目に絵

    という形になっているんだよね

    絵を描くのに

    文章なんて読んでも分からないじゃん

    だから

    章タイトル読んで

    絵を見れば

    なんとなく言いたいことがわかるわけ

    絵に説明の文章も入ってるし

    だから

    絵とタイトルだけで

    なんとなくスケッチ技術が身に着くこと

    あと

    絵が多い

    絵ってさ

    重要なポイントの1つに

    描く角度

    っていうものがあると思うんだよね

    それは

    感覚で身に着く人もいるんだろうけど

    そうじゃない人もいると思うんだ。

    感覚で身に付かない人は

    どうすればいいかというと

    経験を積むしかないんだよ

    経験を積むということは

    たくさんの絵を描く

    たくさんの絵を見る

    ということにつながると思うんだ。

    それで

    この本には絵がたくさん描いてあるから

    どの角度から描けばいいのかという

    なんちゃって経験だけはできると思う

    発想も出てくると思う

    だから

    この本を

    パラパラ読みするだけでも

    絵が上手になる気がします。

    ということで

    文章はほとんど読まなかったけど

    れびゅってみました。

    僕も暇なときに

    ぱらぱらぱらぱらりと

    めくってみようと思います。

  • 絵が上手になりたい方への入門書みたいな本。
    最初から上手い人などいない。練習を積み重ねてください。

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著者プロフィール

主な著著
『絵になる 東京の建築』
『世界建築大全』(日本語版監修)
『絵解きでわかる日本の城』
『未来史の脳人都市』
『渦と水の都市学』
『遷都新世紀-新首都論』
『電子地図のチカラ』
『情報都市論』(共著)
『次世代街区への提案』(共著)
『スマートシティ時代のサステイナブル都市・建築デザイン』(共著)
『ビジネスに効くスケッチ』
『必携 建築用語事典』(執筆代表)
『時計の針は逆に回せ!』
『図解力の基本』
『東京超元気 山手線地下化が東京を救う』
『あなたの町が危ない!いざという時の防災計画』
『タワーブリッジ』
『スケッチは3分』
『散歩しながら街をさらりと描く15分の裏技』
『カフェにいてちょっと向こうをさらりと描く15分の裏技』
『絵解きでわかる 世界遺産 西本願寺の魅力』
『世界遺産法隆寺から学ぶ すみずみまで楽しむ寺院の歩き方』

「2022年 『絵になる 街と建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田雅夫の作品

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