下流社会 第2章 なぜ男は女に“負けた"のか (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
2.68
  • (5)
  • (22)
  • (94)
  • (36)
  • (27)
本棚登録 : 519
感想 : 73
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034177

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 統計が多いが、それが示すデータはどうでもいいものが多い。もちろん根拠はないよりいいが、あったところでどっちでもいいような主張だ。流し読みにて読了。2008年の本だが、2022年に読むと女性への扱いなどが気になる点もある。

  • 2006年はその10年前と比べて、中流のうち、中の中が減り中の下が増えた。非正社員は正社員になりたいわけではなく、時間や束縛からの自由を優先している。派遣やフリーターよりニートの方が生活に満足、ネットなどでそれなりに収入がある。

    徹底した調査・グラフと数値ベース。2005-6年当時の社会の状況、意識、政治行動がわかります。

  • 下流の独身女性が一番ハッピーだとか

  • 男対女。ニートの問題なども扱う。

    目次
    <blockquote>第1章 すがりたい男たち
    第2章 SPA!男とSMART男
    第3章 上流なニート、下流な正社員
    第4章 下流の自分探しを仕組んだビジネス
    第5章 心が弱い男たち
    第6章 危うい「下流ナショナリズム」
    第7章 踊る下流女の高笑い―女30歳の勝ちパターンはどれか?
    </blockquote>
    要は、「つづきだよ!」。
    前書が調子いいから、続きを出したってだけ。
    またいろんなデータから、社会にぼんやりと出てる傾向をきっちり書いた内容になっている。

    タイトルはあんな煽り方だけど、最初は男の話、そして「自分探し」という罠について、そして近年持ち上がった心理的な問題に対して一発、さらにナショナリズムに関しても微妙な危うさを指摘。そして最後に女を持ってくる……といった筋書きですね。

    ただ……こういうのは週刊誌、特に「SPA!」あたりの好みそうな題材で、そういう一般層を狙ってマーケティングしてるのは明らかなので、参考にする程度のほうがいいよ。
    真に受けすぎると、精神的に苦しくなるしさ。
    しかし、こういう内容を少し深堀してみるくらい力があるなら、やってみるのもいいのかも。
    あまりオススメする内容ではないけど……。

    ▽関連書籍
    ・<a href="http://mediamarker.net/u/kotaro/?asin=4334033210" target="_blank">下流社会 新たな階層集団の出現 - メディアマーカー</a>

  • 格差社会という言葉が、TVのバラエティ番組や女性週刊誌などでも取り上げられるほど一般的な言葉になり、ワーキングプアや下流などといった言葉と共にブームの感すらある。そのブームに著者曰く火を注いだのが、前著の「下流社会」であった。ベストセラーとなり出版社も気を良くしたのか、出てきたのがこの第二段である。今回は、男性の年収、雇用形態別に様々な切り口から格差を、調査データのエビデンスを以って論じている。

    本質的なメッセージは前著や著者の他の著作と変わらず、格差の本質は意欲の差であるということである。新たな価値提言は特に見当たらず、あえて第二弾を読むことの意義は感じられなかったので★2つ。

  • 思ったほど面白くなかった。
    なんか、残念(^_^;)

  • 2005.9ベストセラーの「下流社会」三浦展(あつし)氏の「下流社会第2章」(2007.9)です。正社員か派遣か、フリーター(パート・アルバイト・フリーター)かニート(働いてないし、仕事も探していない)か、男女間に意識のギャップが。「派遣」という企業側のための制度が生まれ、そしてバブルが崩壊し、働きにくい社会になりましたね・・・。今の若者たちみんなに夢と希望のある社会にするにはどうすればいいのか、この本を読んでて辛くなりました。すがりたい男、男にすがらせない女、結局は仕事の厳しさに向かう強さが必要ですね!

  • 一時期、三浦望にハマっていた時に読んだ本の一冊。

  • なんだか、この母数のアンケートだけで判断していいのやらという部分が多かった気がする。

    下流よりも大切なのは、その範囲で暮らすか、それよりも豊かに暮らすことを選ぶことで変わると思う。
    努力の仕方が変わるから。

    本の内容からは外れましたが。

  • 下流

全73件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

三浦展(みうら・あつし)
1958年生まれ。社会デザイン研究者。カルチャースタディーズ研究所代表。家族、若者、消費、都市、郊外などを研究。著書に『 「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』 (講談社現代新書) 、 『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』 (洋泉社新書) 、 『東京は郊外から消えていく!』 『首都圏大予測』 (光文社新書) 、 『愛される街』 (而立書房)などがある。

「2022年 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦展の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×