4-2-3-1: サッカ-を戦術から理解する (光文社新書 343)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034467

感想・レビュー・書評

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  • ウイングFWのほんとの役割とは?

  • 特定の監督や戦術をより好みしている感はありますが、確かに、と納得せざるを得ない部分も多いです。

    例えば現状の日本代表のどういう部分が問題なのか、という事を考えるにあたっても、本書を読んでれば、一つの物差しができると思います。

    時系列的に10年ぐらい前から追っているので、ちょっと懐かしい選手名や監督が登場するのが楽しいです。

  • 予想以上に興味深かったし、納得させられた。
    だけど、戦術だけじゃ決まらないのがサッカーの魅力!

  • 一通り読んでみた。サッカーを違う観方で観戦ができそう。もっと深く読み返したい。

  • 非常に日本人らしい切り口のサッカー解説

  • サッカーの観方が変わった。

  • まず、これを読まずして戦術は語れないでしょ⁈サッカーは戦術有りきで、どうにでも転がるスポーツ。すごい(・・;)

  • 日本のこれまで歩んできたサッカー戦術(この場合主にフォーメーション
    )に関する評論。

    筆者は世界のサッカーを昔から良く見てきた。

    名将と呼ばれる裏には何があるか。
    サッカーは戦術ではない、とは真か。

    日本はすでに韓国との間に確実な差が生まれている。
    これらは、すべて、世界のサッカーの歴史に逆行した監督のせいである。

    現代サッカーはサイドがポイントになって切り崩す。
    これは当たり前だと思っていたが、一度互いのフォーメーションをトレースしてみると、試合が始まる前から試合内容が目にみえてくる。
    サイドの数が相手より少なければ間違いなく劣勢に立たされる。
    3-5-2ではいるものの、5のうちのサイドハーフは守備に徹するを得なくなり、たちまち5バックになる。
    ロナウジーニョを攻略するには、自由にするのが最善策。

    など、フォーメーションの大事さが、実際にあった試合を通して見事に書かれている。

    アリゴ・サッキ、ヒディングなど名将の名将ぶりが存分に書かれている。

    サッカーを知っている人でも、ここまでの内容を知っているかと聞かれたら、おそらく知らないであろう。

    日本は、メディアを始め、大きな間違いをしている。

    3-3-3-1か
    4ー2-3-1を追求するべきである。

  • 4-4-2、3-5-2などというFootball Mania以外には分からない記号の意味が分かる本。Football Maniaも分かっていなかったりするのは、初期配置だけが戦術では無い。アタリマエダガ。

    Goal Keeper(GK)を除く選手の初期配置を示す記号ですが、現在の流行は、4-2-3-1とか4-1-2-3、4-2-2-2など4列で記述します。一番右端がFoward(FW)、左端がDeffender(DF)、間がMid Fielder(MF)です。

    何故、初期配置が問題になるかというと、FWとDFの関係(FW+1名で守るのが通常)、サイド(フィールドの長辺側)に何人いるか、ということにより、陣形による相性めいたものがあり、試合の展開が読めることがあるからです。

    というようなことを、わかりやすく解説してくれます。

    初期配置が分かれば、最終ラインの位置取り(DFラインの高さと言う)とボールを奪取しようとする場所(プレスの高さ)、奪取した後のボールの展開の仕方(大きく言うとカウンターとポゼッション、サイドか中央か)で、極端に言うと、もうFootballの戦術論は終わりです。初期配置とその他の戦術的な選択肢の具体例も出てくるので、この本を読んだだけで、結構、知ったふりもできれば、スタジアムでボールを扱う技術以外も楽しめます。

    幸か不幸か、戦術の長短所の相性は、構成要素の選手の能力が掛け合わせられることによって、簡単に短所を無効化できる場合があります。そういったことも、勿論、Footballの魅力です。

    でも、言いたいでしょ。今日はサイドは制することができそうだけど、中央をやられて負けそうだとか、勝ちそうだとか、とかとか。

  • サッカーの戦術についてここまで語られている本を読んだのは初めてで(他でも余りない?)、とても新鮮で面白かった。結局実現してないが、読んだ直後はとっても生観戦してボール周辺以外の動きをじっくり見てみたい気にさせられた。分かっている人には偏りを感じる面もあるかもしれないが、基本的に野球寄りの自分としてはサッカーの世界には吸収できるものが多くあるので、素直に楽しめた。

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著者プロフィール

スポーツ・ライター

「2015年 『攻撃的サッカー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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