ひとりフラぶら散歩酒 (光文社新書 624)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 85
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037277

作品紹介・あらすじ

日常を離れ、気になる場所をそぞろ歩き。そして至福の一杯。酒呑み/呑まれの達人が、気の向くまま風の吹くまま散歩に出かけ(ぶらぶら)、気になる酒場をはしご酒(フラフラ)。安上がりだけれど最高に贅沢な道楽。

感想・レビュー・書評

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  • 知らない町を途中下車してぶらぶらする小さな散歩旅、仕事してるときは、時々楽しみました。今は、機会がなくなりましたが、意識して出かけようと思っています。昼日中、行きたいと思った場所をそぞろ歩く、ある種、贅沢な時間の使い方だと思います(^-^) 本とお酒があれば天国ですw。大竹聡 著「ひとりフラぶら散歩酒」、2013.1発行。著者の散歩先は、高尾山~府中、八王子、立川~国分寺、吉祥寺、世田谷界隈、甲州路、箱根湯本~本厚木、三浦海岸~鎌倉などです。

  • 酒とつまみという雑誌は読んだことありませんが、これでこの方の本を読むのも3冊目。居酒屋や立ち飲みの憧れる人としては手に取らずにはいられない人です。
    色々な店にふらりと立ち寄ってさっと飲んで去って行ったり、ぐでぐでになるまで飲んでみたりとっても楽しそう。
    いいよねふらふらっと歩いてそこにある飲み屋さんに入る。でまたその界隈を歩いた時にまたぶらっと入ればもう常連ですよ。大人の醍醐味ですね。
    そんなこと一回もしたことないけど、この本読むと自分もそうしているような気になれる本です。

  • 昼から飲み始め、散歩がてら飲み次いで10杯以上…(濃いめのハイボール有り)スゴいな~…。
    お酒は好きだけど、豪の者では無いので(アルコール分解の得て不得手は遺伝だそうですね)著者の大竹さん以上に飲めるカメラマンさんやライターさんはザルというか筒なのでしょうね。。

  • エッセイです。

  • 20131215 できたら真似したい。体力のあるうちに。

  • 前「酒とつまみ」編集長で、「全然酔ってません」や「酒呑まれ」「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」といった素晴らしきタイトルの酩酊本を出している大竹聡さんの本。どうしても期待が高まるではないですか。
    フラぶらとは、フラフラとぶらぶらがくっついた名前。ぶらぶらはともかく、フラフラってなんだ、編集者につけられて最初は怒ったというが、そういわれてみればけっこうフラフラしているのだ、というよりもうクラクラにさえ近いというさま。
    昨晩、僕も「全然酔ってません」的に宴会に参加しておりましたが、周りからはベロベロだと言われる始末。奇妙な親近感。しかし違うのです。ただベロベロになるのではなく、きちんと散歩もこなしている。それでいて、中華屋では餃子・ビールの後に汁そばに移る前に、つまみ系を頼んでゆっくりやりますよ、という空気をつくるなどの作法も参考になる。
    ともあれ、やっぱり昼間から飲める店を探しつつ、周辺の散策もする、なんていうのは最高の愉しみのひとつではないか。そんな紀行がつまった本です。酒飲みが嫌いな人は嫌悪するかもしれませんが、僕は圧倒的に支持したい。

  • 「酒とつまみ」の大竹氏である。彼はどちらかというと西がテリトリーのようで、酒に関しては、知らない土地やお店が出てくるのでとても楽しい。
    それにしても,散歩、というより結構真面目なトレッキングみたいな感じで凄いなあと思うのだが、その間にこれまた結構な量を飲んでるみたいで、ちょっと真似できないなあという感じだった。

  • こういう生活をしてみたい!

  • 平日昼間に酒を呑む。

    会社員ではほぼ不可能な行為ですが、
    フリーランスになると別に誰からも咎められないので
    全然OKなんですよね。
    でも、なんとなくできない。
    なんか自分がダメな人間になったみたいな気がしてしまう。
    逆にその背徳感が酒を更に旨くするという一面もあるのですが。

    昼間からぶらぶらと飲み歩き、競馬場や競艇場にも顔を出し、
    客観的に見るとかなりダメ人間に見えるのだけれど、
    この著者は「酒とつまみ」の編集長でもあり、
    なにしろ酒について書くことを主な職業としているので
    これらは正統な取材であり、非常に真面目に
    仕事を遂行しているとも言えるわけですね。

    豪放磊落な酒呑み、ではなくとぼとぼちびちびと呑み歩く姿は
    どこかせつなく、愛おしく感じます。

  • またまた大竹本が出た!
    人気あるのかな。嬉しい限り。

    つまみをほとんど食べないで、飲みに徹するところとか自分と似ているスタイル。これは、とにかく酔っ払いたいという現れなんだろうなぁと自分を省みて共感。
    それにしても、良く飲む。はしごの度合いが、昼酒~夜、そしてまたもう一軒というパターンがかなり見受けられるので、これは相当きついはず。

    箱根湯本でロマンスカーで帰ることを考え、映画「赤い橋の下のぬるい水」のことを思い出し、そこからホルモン喰いたいな、とぽっと思いついてしまうセンスも素敵だ。
    さらに、著者のギャンブル運の無さ。
    ジェンティルドンナがこけたレースにぴたりと当たってしまうところなど・・・、良い言い方のニュアンスで、ほんとダメな人だ。

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著者プロフィール

1963年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーに。2002年仲間と共にミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。

「2022年 『ずぶ六の四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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