- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334044329
感想・レビュー・書評
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10年も外国に住んだこともあって、
外国の友人から、たまに聞かれる事がある。
日本に留学したい友人がいるが、
相談に乗ってもらえないかと。
私は、日本における少なくない外国人の
悲惨な状況を知っているので、
その留学が単なる学歴目的だったり、
就労目的なら、日本には、行かない方がいいとアドバイスしている。
日本は先進諸国でもっとも外国人に対して差別的な政策をしているし、日本人自身が外国人に慣れていないというか、特にアジア人に対して見下すかのよう態度をあからさまにとるし、英語は絶望的に下手くそなので、コミュニケーションもまともにできない。
また学歴をつけたいなら、日本の大学に行く価値はない。ただでさえ日本の大学のレベルは低く、学生も就活しか関心がない。また日本のトップ大学も、例外なく世界の趨勢から競争で負けている。つまり学歴の価値が、ほとんどない。
データを出して、説得することが、結構あったが、
中には、本当に文化に関心がある人もいて、そういう方は、来て勉強するのも、一つの選択肢とありだと思う。
ただ、日本に住む外国人にかなり詳細なアンケート調査を行ったら、きっと外国人は日本には来ないだろうと思う。それほど、日本や日本人は、救いがないほど、酷い、もちろん中には素晴らしい人がいるが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
◆GetNavi web(2019.12.3):日本は先進国中4位の移民大国?―『データでよみとく 外国人”依存”ニッポン』 https://getnavi.jp/book/450781/
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日本の技能実習生制度が、海外から人道的ではないという批判を時々目にするので、関連するトピックとして気になり手をとった。
本書のうち技術実習制度についてのウェイトは大きくなく
どちらかというと日本への移民をとりまく様々な課題にフォーカスをして描写。
今まで知らなかったけれど日本は世界の仲(OECD諸国内)では上位4位に入るほど移民を年あたり受け入れている(約40万/年)
また移民で入ってきて日本国籍を持たない中で生活するにあたっての不便さなどについてもかいてある。
例えば、日本国民以外(外国籍)は義務教育は存在しないので、小学校などに通わせるにも学費負担が大きかったり、学校にも通訳がいないため初等教育を十分に受けさせることができない、、など。
自分が日本国籍だからか、外国籍の人に向けて考えることは少なかったけれど
今後移民が増えていくことを考えると、現在の課題やこれからどうしていくべきかなどについてもっと知っておくべきだと感じた。
特に自分が住んでいる地域の外国人比率を調べていると
10%を超過しており、そのうえ比率も増加傾向となっており他人事ではなかった。 -
日本は外国人無しではもはや生きていけない。
それは都市部というより、農業は漁業、地方産業。それを知れて良かった。海外の移民事情も概説してあり、勉強になる。 -
●メロンを取るか、実習生を取るか。
●西予市、無茶茶園。20人の実習生。愛媛県のみかん農家は、70%近く60歳以上が占める。他の作物への転換は難しいし家族経営が多いので実習生の受け入れは難しい。
●漁業の外国人依存率。広島県、50%!
牡蠣、カツオ。
●ベトナムの介護人材が集まらない。SNS上で投稿されるキツさ。
●新宿区の新成人の外国人の占める割合が約半分。東京23区は多い。
●荒川スタン。葛飾区はリトルエチオピア。江戸川区はインド。
●フランスにはイスラム教徒が570万人。ブルカ禁止法。 -
今、コロナ惨禍により外国人技能実習生が日本に入って来られず、日本農業が壊滅打撃を被っている。農業の担い手である外国人労働者がいないため、せっかく育てた野菜を大量に廃棄しなければならない。なんと茨木県における20~30代の農業従事者の外国人依存率は約3割。いまや外国人労働者が日本の台所を支えている。その他の産業も多かれ少なかれ依存率は年々高まっている。他方、浜松のある保育園では10歳にもかかわらず保育園にとどまっている少年がいる。一瞬耳を疑うが事実だ。義務教育の対象はあくまでも国民であって外国人は除かれるからである。コロナの波をもろに被っているのが日本を底辺から支えてくれている外国人。蔑ろにすればブーメランのように自らに跳ね返ってくる。
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良くも悪くもNHKらしい。学問的な厳密さはないが、極端な誇張もなく、各方面への目配りを怠らない。多民族化していくであろう日本の今をざっと見渡すには適している。
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なんだかんだ言っても、そんなに外国人は増えていないだろうと思ったら、ドイツ、アメリカ、イギリスに次ぐ世界第4位の移民数となっているのは驚き(2016年)。
技能実習生に関して、もう少し読みたかったな。 -
本書を通じて世界の現実に耳を傾けよう。
ほんの少しの想像力が今私たちに求められている。 -
ありきたり内容