古武術の発見: 日本人にとって身体とは何か (カッパ・サイエンス)

  • 光文社
3.64
  • (5)
  • (4)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 67
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334060718

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 古武道を習ってる身としてはとても面白かったーー!
    特に、オートとマニュアル、小脳と大脳の部分。
    稽古をしていると、確かに最初は慣れない動きが、だんだん身についてきて自然と身体の方から動いてゆく。
    そこから、さらに細かく突き詰めてゆく。

    それから、現代の人の「自己」は自分の中だけになっていること。
    むかしは他人の中に「自己」があった。
    それがさらに加速した今なのかなあ。
    引きこもりや閉塞した社会に通じているような気がする。
    逆にいうとそこをもう少し理解できれば、良い社会とは、とかに繋がるような気がする。

    20年以上前の対談なので、今のお二人はどんな考えなのかが気になります。

著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

養老孟司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×