ぶたぶた日記(ダイアリ-) (光文社文庫 や 24-2)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334737290

感想・レビュー・書評

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  • ぶたぶたさんは実に多才です。

  • ぶたぶたさんのエッセイがいい。

  • 今回はカルチャースクールのエッセイ講座に通うことになったぶたぶたさんと講師と他の生徒さんたちとの交流のお話でした。
    やっぱりぶたぶたさんは素敵だなと思います!!

  • シリーズの一冊目だと思っていたのだけど、間違っていたみたい。
    読み始めると、あっという間に読み終えた。
    エッセイ講座に通うカルチャースクールの講師と生徒、そしてぶたぶたさんのお話。
    一人、1エピソードの短編集。
    様々な視点で日常を切り取る。
    最後のエピソードは、取って付けたような感じがしたけれど、以外のエピソードはバラエティに富んで楽しめた。
    講師と生徒の日常をぶたぶたさんの存在との対比によって、異化しているという構図かもしれない。
    ぶたぶたさんは、トリックスターかな。真面目な感じだけど笑

  • なんやこれ?
    題名を見て思った感想はこれ。
    きっと架空のファンタジーものだろうなと思って読み始めると、どうしてなかなか人生の喜怒哀楽や生きるヒントをピンクのぶたが、そっとくれます。

  • 「山崎ぶたぶた」という謎の中年男性?で見た目が豚であり、ぬいぐるみの、
    何とも不思議な存在がいろいろと絡んでくる人情系な連作短編集。

    今作の舞台は、カルチャースクールのエッセイ講座。
    ここに集まったは、様々な事象を持つ人たち5人とぶたぶたさん。
    ぶたぶたさんは最初のインパクトとは裏腹に、
    スクールの仲間たちと解け合うのが上手くて、
    いろいろと話を聴いたり手伝ったりして悩みをそれとなく解決してしまう。

    今作で初めてぶたぶたシリーズを読んだのですが、
    ほっこりする場面やグッとくる場面に、泣くということはないにせよ、感動し、
    別の作品も読んでみたいと思いました、というか読むでしょう。

  • ぶたぶたさん、今度は義母(奥さんのお母さん)の代理で、カルチャースクールに通いエッセイを書きます。
    エッセイと言っても日記エッセイ。
    SNSに投稿するような、読者を想定して書く日記エッセイです。

    しかし、作中には特に上達するコツなどはかかれていません。
    その代わり、ぶたぶたさんの書いたエッセイを読んだスクール生が、少しだけ生き方を変えてゆきます。

    仕事に忙殺されるOL、不登校の女子高生、エッセイを書きなれている主婦、定年退職した男性、リストラに会っている会社員、そして講師の先生。
    老若男女、悩みのない人なんかいない。
    ぶたぶたさんはお気楽にみえるかもしれないけれど、ぶたぶたさんだって悩みも辛いこともある。
    それを感じさせないのが、ぶたぶたさんのいいところであり、みんなそんなぶたぶたさんに癒されるんだよね。

    ひとつ、出版社がかわったことにより、表紙絵も変わりました。
    前のイラストの方がよかったな。
    ぶたぶたさんの耳の折れ具合がとても好きだったので。

  • ぶたぶたさんとエッセイ講座で出会った仲間たちとの物語。
    このシリーズを初めて読み、最初の10ページで登場人物と同じ衝撃を味わいました。
    ぶたぶたさんの視点で描かれている部分が面白い。

  • ぶたぶた#5
    カルチャーセンターのエッセイ教室を舞台にした連作。

  • 面白かったです。
    痛快なストーリーがまた良くて、さらっと読めました。

    何故か、ぶたのぬいぐるみの山崎ぶたぶた。
    みんなから好かれていて、とても素敵なぶたのおじさん。

    これを読んで、見た目やその人がもっているもの、そういうのって人間を評価するときに関係ないんだなぁと感じました。

    その人がどういう気持ちで毎日を過ごしているか、この人といるとどういう気持ちになれるか…とかそういうことを人は相手に望んだり見たりするんだろうなぁと、教えられた気がします。

    山崎ぶたぶたのように、人目を気にせず、堂々とした人間(?)になりたいと思いました。

    性格がいいってどういうことだろう…それって人に何でも合わせたりすることでは決して違って、逆に自分の軸を持っている人ではないかと、山崎ぶたぶたを見て思いました。

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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