密室に向かって撃て!: 長編推理小説 (光文社文庫 ひ 12-2)
- 光文社 (2007年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334742706
作品紹介・あらすじ
烏賊川市警の失態で持ち逃げされた拳銃が、次々と事件を引き起こす。ホームレス射殺事件、そして名門・十乗寺家の屋敷では、娘・さくらの花婿候補の一人が銃弾に倒れたのだ。花婿候補三人の調査を行っていた"名探偵"鵜飼は、弟子の流平とともに、密室殺人の謎に挑む。ふんだんのギャグに織り込まれた周到な伏線。「お笑い本格ミステリー」の最高峰。
感想・レビュー・書評
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内容はしっかりミステリーだけど本当にギャグ多め。
学生も読みやすいと思う。
拳銃が持ち逃げされなければな〜〜…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
烏賊川市シリーズ2作目。
ついにさくらが登場。
レギュラーメンバーに朱美も加わる。
「ほぼ1年~」のくだりが好き。
トリックもユーモアもしっかりしていました。 -
烏賊川市シリーズ。衆人環視の密室というテーマからすると犯人当ては容易なのかな。あまりトリッキーさが薄いかなと感じたが、楽しく読めるコメディミステリ。
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烏賊川市シリーズ第2弾です。名(?)探偵鵜飼杜夫、助手戸村流平に、前回は目撃者でしかなかった気がする事務所ビルオーナー二宮朱美というトリオが成立し、コントのように活躍(?)します。さくらお嬢さまの凶暴なボケっぷりと、愛犬スルメの可愛らしさがいいなぁ!
人物の掛け合いは喜劇ですが、事件は動機から手口までかなり闇を含んだ感じです。 -
烏賊川市シリーズ2作目。
くだらない(褒め言葉)ギャグはレベルが上がってるけど、謎解きに関しては前作の方が良かったかな...
けれど流平が見つけた、犯人の動機となる手がかりの部分は成程なと思った。 -
【再読】烏賊川市シリーズ第二弾
ユーモア本格ミステリという名前に相応しいシリーズ。会話は常にお笑い要素を含むのでこのやり取りを苦手と思わなければ楽しめる作品。
前作と同じで密室と犯人探し。そして読者に対して実にフェア。フェア故に分かり易いけど伏線は細かい。 -
烏賊川市シリーズ2作目。鵜飼&流平(+朱美)と砂川&志木は相変わらずで、そこに十乗寺家の登場人物たちが加わり、脱力系ギャグを繰り広げる。軽く読めるのだが、密室の仕掛けは結構本格的。
トリックの主流は途中で気付いてしまったけど、細かいところは種明かしで楽しませてもらった。
シリーズ3作目は先に読んじゃったので、次は4作目へ。 -
烏賊川市シリーズ2作目。読んだのは旧版の表紙の方。
鵜飼さん情けな~~~っっ!!でもそこが好き!!犯人に銃で撃たれて保険証持ってきて!って、まず医療費負担額気にする探偵初めて見たわ(笑)相変わらず、キャラクター同士のやりとりが軽快で楽しい。どっかずれてるさくらお嬢様もこれからレギュラーとして登場するのかな?ちょこちょこ挟まるカープ小ネタにふふっとなった。鵜飼さんは今回は前回よりはちゃんと探偵してましたね。ただ今回のトリック、理屈としてはよくわかるのですが、犯人の行動に少し無理がある気がしました。続きも期待。 -
シリーズの第2作。前作にも登場した人ばかりなので、余計な描写も少なくて本編に集中できる。今作に登場する事件関係者もかなりギャグパート担当するけど、謎をしっかり埋め込んでるのはさすが