狼花: 新宿鮫9 (光文社文庫 お 21-15)

著者 :
  • 光文社
3.89
  • (53)
  • (110)
  • (55)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 850
感想 : 59
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747084

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ☆☆☆★

  • 携帯電話が箱だった頃から刑事をやっている鮫島さんは、一体何歳なのだろう?
    とりあえず、香田さんも悪い人ではないのだけれど、方法論が違うのだよねぇ
    意外と終わり方があっけない
    ま、シリーズ通してそんな感じだけどね

  • Ⅹを図書館で借りたのですが、Ⅸを読んだのが4年前で内容があやふやだったため再読。仙田が死んでしまったことは覚えていたんですが、こんな悲しい終わり方だったなんて再読してよかったです。そして大沢さんの作品に登場する中国人の女性って魅力的な人が多いよなぁ。そして、香田さんの外国人犯罪者を追い出すためにはやくざと手を組むのはしょうがないという考え。確かに分かる、でもねぇ・・・すごく複雑な気持ちになりました。そしてⅩでは、鮫島と晶との関係がどうなってしまうのかすごく気になる!別れないでほしいな(>_<)

  • シリーズ9作目。盗品を専門に売買する泥棒市場の存在を突き止めた鮫島と宿敵の仙田、暴力団、さらには組織犯罪対策の理事官へ異動した香田との葛藤を描く。仙田といい、暴力団の幹部の石崎といい、悪役が魅力的。仙田の過去が明らかになってゆく過程はスリリング。ナイジェリア人の大麻所持による逮捕から大団円まで、物語はノンストップで展開し、今回も一気読みした。ただし、鮫島が仙田や香田と行う都市論等に関する議論は、少し冗長な感じもし、惜しいところで★4つ。

  • 盗品専門市場をめぐる警察と暴力団のせめぎ合い。
    緊迫感溢れる展開が魅力。

  • 自分が読んだ新宿鮫シリーズ(1,4,5,8,9)の中では一番面白かった。
    頭脳明晰なキャラクター達が1対1でセリフの応酬をするシーンが随所にあるが、そのやり取りが大迫力でキャラクターにどんどん魅了されてしまった。

    割とページ数の多い小説だが、是非、一気読みして欲しい。

  • このシリーズに共通していえるのは、いい作品は犯人にいかに思い入れが出来るかだと思う。深見はシリーズ3回目の出演(?)だが、一番細かく描かれていることもあり、魅力的な人物に描かれていると思う。
    逆に、晶は「出ていたの」という位影が薄い。

  • 2012/04読了

  • かなりのキリキリ舞。鮫島も、そして宿敵仙田も。
    増加する外国人犯罪を牽制するため、警察上層部は日本最大最悪の暴力団と手を組む。
    正義とは何か。愛とは何か。人としての尊厳とは。

    鮫島の信念と香田の信念のぶつかり合いも見もの。

  • 新宿鮫Ⅸ

全59件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×