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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751760
感想・レビュー・書評
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まだ読み始めたところなんだが、「白魔」がしょっぱなから凄くて総毛立つ思い。久しぶりに読書でドキドキしている。
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読了して思ったのは、マッケンが超常的なこと以外を書く時、とても好もしさを感じるということ。それが、今回南條竹則訳で更に際立って感じられると思う。
話が超常的な方向に進んできた時に、それまでとても明朗で美しかった文章がもやもやとぼやけて来て、それが僕としては非常にもどかしい。ダンセイニ卿の作品を読んだ時の感じを思い出す。でも、素養のある人にはその辺りが面白く感じる部分になるかもしれない。
そうは言っても、やはりマッケンの書く話は何か良い。滋味に面白い。
「生活のかけら」に出てくる予言や、「大いなる来復」の短信のような、意味深なフレーズは独壇場だと思う。その一文だけで深い未知の世界が広がり、戦慄を覚える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった〜