八十日間世界一周 (上) (光文社古典新訳文庫 Aウ 2-1)

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  • / ISBN・EAN: 9784334751821

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  • ただただ面白い。
    80日っていうのは「日の沈まぬ帝国」だからこそ出来たんだろうな。

  • 面白い。
    世界一周したい。

  • <概要>
    冷静さと物事を行うことにかけて尋常ではない正確さを持つ紳士フォッグが、トランプ仲間との賭けで80日以内で世界一周を目指す。
    以下あらすじはwiki参照。

    <所感>
    当時の情報量を考えると、著者による描写の細かさには目を見張るものがある。当時の人々が紀行として本書を愛した、というのも納得である。
    しかし如何せんオチが途中で読めてしまったんだよなぁ・・・まあ時代差あるし仕方ないか。

  • 冷静沈着ながらも優しい紳士、すぐ表情にでる召使い、職務に忠実だけどちょっとコミカルな警官…。登場人物が皆魅力にあふれてて読んでるうちにどんどん引き込まれていきます。
    19世紀の世界情勢や風俗描写も見事で、ジャーナリズム的側面も持っているところも見逃せません。


    本当に80日で世界を周れるのか、仲間と大金を賭けているのも読者を夢中にさせる大きなポイント。章が細かく分かれているので、作品全体がスピード感に溢れ、それでいて気持よく読める魅力ある作品だと思います。

  • 映画から入った作品のひとつ。映像作品がまじ感動ものだったので、小説すげー楽しみにして読んだけど、期待通りの感じでした。映像作品が原作にかなり忠実で感激しました。英国紳士であるフォッグ氏が召使いのパスパルトゥーを連れて80日間で世界一周をしようっていう物語です。上巻では、エジプト・インド・香港までの道のりが描かれていて、途中のインドでのアウダ夫人救出劇がやっぱ好きですね。機械みたいに正確なフォッグ氏がたまーに見せるギャップがコントラストを出していて面白いです。

  • 昔の旅行記みたい(?)
    ガリバーとか膝栗毛とか。

    フォッグ氏とパスパルトゥーがいいコンビ。
    機械扱いされても犯罪者扱いされても無表情に旅を続ける謎の男と、主人の分まで楽しもうと剽軽で好奇心の強い召使い。

    「俺は機械に仕えるのが望みだったんだ!」

  • ヴェルヌの本は読んでいる最中のわくわく感が好きだ。
    先月読んだ『カルパチアの城』が執筆当時の事情が事情なだけに重苦しかったので楽しいヴェルヌが読みたくなり再読。
    80日で世界を一周してロンドンへ帰ると言う賭けをしたイギリス紳士のご主人とちょっとおっちょこちょいだけれど頼もしい召使のフランス人、ご主人を銀行強盗と信じ逮捕の機会を伺って召使に近づく刑事と言う二組の旅。

    以前別の出版社から刊行されていたこの本を読んだので内容は分かっているけれど、それでも面白い。

  • 興味深い本である。
    いつかこの本ド通りに世界一周をしたいものである。
    ちなみにこの本を読んでいた頃は食事もとらずに先へ、先へと
    読み続けていたので、母に怒られたということがあった。
    今は時間が無くて読んでいない。
    なぜなら熱中し過ぎて勉強どころじゃなくなるからだ。
    読んだあとも好きなシーンが頭の中で幾度も再現されるので、
    長期休暇の時にまた読もうと思う。

  • この作品の作者ヴェルヌはフランス人であるが、彼がイギリス人を主人公にし、フランスではなく、ロンドンをスタート地点にしたのかということを疑問に思わないだろうか?

    ロンドンには有名なグリニッジ天文台があり、『八十日間世界一周』が出版された1873年にはロンドンに本初子午線を設定しようという案が既に出されていた(実際に採用されるのは1884年)。

    イギリスが当時世界にたくさんの植民地を抱え、確かに世界の中心と言われても違和感はないかもしれないが、子午線という概念も関係していることに注意してみると面白いかもしれない。パスパルトゥーがロンドン出発後、国によって時差があるにもかかわらず一度も自分の時計の時差をなおさず、ロンドン時間を維持し続けたという要素もそれと関係している。

    もちろんロンドン時間を維持することが物語のサプライズエンディングに影響するということも関係しているのだが。

    また、なぜ単なる世界一周旅行記ではなく、80日のタイムアタック形式が魅力的なのかという話だが、無制限の旅行にすると、主人公たちは長い期間いろんな国に滞在することになり、展開がマンネリ化してしまう。80日という期間がそのマンネリ化を避け、目まぐるしい展開を提供している。

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著者プロフィール

Jules Verne, 1828 - 1905.
フランスの小説家。
『海底二万海里』『月世界旅行』『八十日間世界一周』
『神秘の島』『十五少年漂流記』など、
冒険小説、SF小説で知られ、SFの父とも呼ばれる。

「2016年 『名を捨てた家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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