オリエント急行殺人事件 (古典新訳文庫)

制作 : 安原 和見 
  • 光文社
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本棚登録 : 107
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334753528

感想・レビュー・書評

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  •  名前は知っていながら、ミステリを敬遠する身としてなかなか触れていなかった作者だけど、新訳が出ているのを機に買ってみることにした。

     発表は1934年。20世紀、大衆文学が栄え始めた中でも中心となったのが、この探偵小説群だという。クリスティーの登場した1920年頃移行のいくらかの器官を、探偵小説の黄金時代と呼んだりもするらしい。

     様々な探偵小説がある中で私は殆ど手を付けていないからわからないが、キャラクタの強さはやはり探偵小説においても人気を得るために重要な要素なのだと思う。それとも、トリックにあんまり興味がないからそう思ってしまうのかもしれないけど。
     『ビブリア古書堂』シリーズが出たころから本屋にはミドルノベルと呼ばれるような、ラノベと一般向けの中間的な小説が増えていった(書店でバイトしていたころの体感)。当然ミステリは多かったが、女性キャラが表紙を飾るミステリ小説は、ミステリを読まない私でもたくさん浮かぶ。水鏡云々、掟上云々。
     こうして思いつくものを挙げると女性キャラばかりだけど、「心に残る名探偵」のアンケート(2012年、朝日新聞。Wikipedia「名探偵」より)では1~10位まで男性キャラが独占してる。単に女性が労働することの少ない時代だったからなのか、それとも読者が小説に求めるのものの変化なのか。大衆文学の一大ジャンルである以上、探偵小説ないし推理小説の歴史というのも、掘り下げたらきっと面白いだろう。

     もちろん、キャラクタは一側面でしかないし、解説で書かれているとおり、複雑で感情豊かな人間ドラマがこの小説のミソなのだと思う。推理の中で個々の登場人物の性格や人間性を考慮する点が結構多くて、その辺りは昔読んだ「シャーロックホームズ」シリーズと大きく異なる点なのかな、と感じた。

     11月に劇場版が公開されるそうなので、そちらも楽しみに。

  • ※購入理由
    2019年の乃木坂文庫 賀喜遥香カバー
    アガサ・クリスティは一冊しか読んでいないしね

  • えっ、みんな名優過ぎない…?
    それありなんかい!という気にはさせられる。
    あとそもそもの根底にある過去の事件が、それで無罪放免てアメリカこえーな…結構あんのかなそういうこと…

  • 字が大きい。
    訳が今風。
    最後まで読んだが、だれが犯人なのかよくわからなかった。。。

  • ミステリの名作。

    過去に起こった悲惨な事件との繋がりと、完全に“計画”されていた今回の犯行・・。
    オリエント急行にポアロが乗り合わせてしまった事が、まさに運命を感じる次第。

  • いわずとしれたミステリー代表作。
    最後の結末はびっくりした。

  • 映画化を機会に各文庫を読み直しました。光文社古典新訳文庫は、しおりに登場人物一覧と客車の部屋割りが載っていて便利です。

  • さすが光文社古典新訳文庫、読みやすい。映画版キャストで読むとまた面白い。アームストロング家事件はアメリカ、リンドバーグ事件がモデルになっていて、そうするとイーストウッド「J.エドガー」につながるなあ。

  • 久々のミステリー。
    カタカナの登場人物は苦手だが、客車の見取図みながら読了。半分以降はサクサク読める。

  • 先日、映画を観たので、久々に再読してみよう!と。

    久々に読んだが、やはり面白い。

    でも、映画のポアロの方が人間味があり、映画のラストの方が自分にはしっくりきてしまっていたので、少し物足りず。

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