- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334769949
感想・レビュー・書評
-
グランドマンションに住む人々を書いた短編(だが、連作)
登場人物に老人が多いため、高齢化の社会問題が多く、その他、子供の虐待、ストーカー…とにかくいろいろあり、飽きさせない。欲張りな内容となっているため、分かり辛い(連作な為)所もあったが、概ね面白く読めた。初読の作家さんだが、他のものも読みたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンションを舞台にした短編連作。前の短編に出てた人がその後も登場したり、群像劇的な作り。
マンションを舞台にしつつ、登場人物の大半は高齢者という設定は現代社会っぽい。高齢者だからこそのトリックもあって、それなりのミステリーだと言える。ただ、出てくるトリックが個人的にあまり好きにはなれなかった。 -
ここまで訳ありな人達がひとつのマンションに集まるとは思えないけど、近所付き合いも程々がいいかもしれないし、ちゃんとしていないといけないのかもしれないし、他人を信用してもいけないし、信用してもいいのかもしれない。難しい。
-
あるマンションの複数の住人がそれぞれの立場で起こすハプニング短編物語。ストーリーは、関連性がないように思えるが、場面場面では相互に繋がってる。まるで幕の内弁当のような味わいのあるまとまった作品。叙述トリックでそれぞれアッと驚くエンディング。登場人物の関係性が脳裏にある間に時間をかけずにいっきに読む事をおすすめ。
-
2016/05/13
-
マンションの部屋で起きる出来事が、それぞれミステリ小編になりつつ、全体で一つのストーリーにもなっているスタイル。叙述トリックっぽい内容が続いて、面白いのだけで頭の中がちょっとごちゃごちゃになってしまいました。
-
短編のお話がいくつかあり
個人的にはどれも楽しめました。
話の最後に「そうだったんだ。」と思わず
つぶやいてしまうくらいには騙されました(笑) -
厚さのわりには読みやすく、内容もわかりやすかったですが、どれも風が通りすぎるような結末で後に残る驚きや面白さには欠ける印象です。
『手紙』の方が面白かったなぁ。
堅苦しい長編小説の合間に読むには良いのかも。 -
2016年1月6日読了。
2016年11冊目。