- Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334769949
感想・レビュー・書評
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この人の作品を読むのはこれが初めてです。
どんな話を書く人なのかなどの前知識なしに読んだので、最初は油断してぼ~~っと気楽に読み始めてしまったんですが、そうすると時系列や整合性がこんがらがってしまって、あ、これは心して読もうと、途中で姿勢を正して一気に読みました。
うまいこと出来てるなと感心しきり。
ゾワっとしてむむーっと唸ってハっと気付いてまたハテナ?となって…と、振り回されるのを楽しめた1冊でした。
連作小説であり長編小説です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015.12/6〜9。久しぶりに折原さん。「グランドマンション」を舞台にした連作短編。元は独立した短編だったようで、解説にもある通りテイストはバラバラ。しかしアクの強い住人たちもさながら、ラストのオチや仕掛けにはやられた。わかっているのに毎度引っ掛かるのが、悔しかったり嬉しかったり。
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あるマンションを舞台にした叙述ミステリ。
ラストの『エピローグ』がなかなか怖いw
最近『〜者』シリーズの文庫化ばかりだったので、久しぶりにいつもの折原一を読めて良かった。個人的にはまた『教室』シリーズみたいなものを読みたい。 -
相変わらず、読んでるうちにこんがらがってくる話。もちろん、それが狙い。
一気読みがおすすめ。 -
マンションの住人たちの群像劇。一つ一つの短編がそれぞれに独立して成立しつつ、連作として最後にまとまる。折原一さんにしてはかなり読みやすい印象。
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「音の正体」★★★★
騒音に悩む男の話。予想はしやすいが、オチはなかなか。
「304号室の女」★★★
手記もの。一応ハッピーエンド?
「善意の第三者」★★★
トリックとしては面白いが、何か物足りない感じ。
「時の穴」★★★★
展開は読めるが、面白い。
「懐かしい声」★★★★
まさかという感じ。やられた。
「心の旅路」★★★
手記もの。普通。
「リセット」★★★★
これまでの短編をつなぎ合わせる作品。
それでいて一つの短編としても面白いのはすごい。
「エピローグ」★★★
普通。