- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334772109
感想・レビュー・書評
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短編で読みやすいです。
不思議で少しゾッとするようなお話し揃い。
最後は驚きの結末で若干のホラーでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めての芦辺拓。
「幻想怪奇の魅力を横溢させた、全六編の悪魔的連作短編集!」
という煽りに期待して読んだらガッカリする。
この世界観、嫌いじゃない。嫌いじゃないんだけどなんか残念。
【こちらX探偵局/怪人幽鬼博士の巻】
【青髯城殺人事件 映画化関係綴】
は好みだったのに、オチとなる表題作でしらけてしまった。すごく蛇足に感じる。
作者のあとがきと解説まで込みの作品なんだろうけど、本編で盛り上がらなかった読者には逆にあの煽りにイラっとします。 -
『また買ってしまった─』からはじまる短編集。
古書怪異譚とあるだけあって本好きはもうそれだけで惹かれるものがあります。
装丁やタイトル、発想はすごく好みでワクワクしましたが本編はもちろん悪くはないもののなんだか物足りない感じというかなんというか…。
予想外の突飛な展開とか驚くような展開はなかったように思います。
さらっと肩肘張らず読めるので怪異譚とか不思議系の話、古本が絡む話なんかが好きな人は一読を。 -
陳腐と言えば陳腐な構成。
特に感慨はなく読了。
無理やりかつパラドキシカル さらに
無限の合わせ鏡のような設定は
決して心地よいものではない。
どっと疲れた。 -
久しぶりの芦辺拓。ご多分に漏れず『良い読者』ではなかったわけだが……。
本格ミステリの著者ではあるが、本書は怪奇幻想小説。作品もさることながら、古書という自分にとっては身近な世界を舞台にしているだけに、文章のひとつひとつが突き刺さっていたたまれない気持ちになることも多かったw
『本に閉じ込められる』というのは別に不幸でも怖くもないよね。寧ろ幸せだよね……(ちょっと人としてダメっぽい)。