一撃 隠密船頭(五) (光文社文庫 い 37-46 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334790615

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  • 剣客船頭シリーズの25作目
    一撃 ― 隠密船頭シリーズ(第二期)5作目
    2020.07発行。字の大きさは…中。

    南町奉行・筒井和泉守の求めに応じて、奉行所の探索に係わることとなった元定廻り同心・沢村伝次郎の人情剣戟物語です。

    此度は、御家人・佐谷(さたに)家の部屋住み与右衛門(よえもん)が、一族の女たち4人を斬り殺して逐電した事件を伝次郎が探索し。妻・千草は、再開した飯処「桜川」の客・須永宗一郎の妻・友を探す手伝いをするが、これが最後には一緒に……。

    【読後】
    飯処「桜川」で、千草が生き生きしています。私は、生き生きと生活する千草を見ている伝次郎が、好きでなりません。著者も、伝次郎の捕り物帖と、千草の「桜川」を織り交ぜながら物事を進めていくため、物語に幅が出来ています。次回が楽しみです。
    2020.09.03読了

  • 養子先から素行不良で戻された与右衛門が起こした惨殺事件を隠密理に解決するよう命じられた伝次郎の活躍のお話。地味な探索話が続き、千草さんが、店に来た侍の妻探しを手伝ううちに、伝次郎の探索と交じり合うことになる辺りは、いつものご都合主義的展開ですが、マンネリとはいえないギリギリのラインで成立しています。次回もまた読むかな。

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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