素敵な日本人 東野圭吾短編集

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334911515

感想・レビュー・書評

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  • 短編集。簡潔にまとまってて、読みやすい。久しぶりに東野作品を読んだ。

  • 正月の決意
    十年目のバレンタインデー
    今夜は一人で雛祭り
    君の瞳に乾杯
    レンタルベビー
    壊れた時計
    サファイアの奇跡
    クリスマスミステリ
    水晶の数珠

  • おすすめポイント:
    ・一つ一つの話には、たくさんの伏線が散りばめられていて、最初は人物像を作るだけの描写に見えたものも、オチを知れば途端に「あ!なるほど」と思わず言ってしまいます。
    ・この本は短編集なので、学業などで時間が取れない、もしくは長い話を読むことが苦手な方でも手を出しやすい本です。
    ・何も知らない状態で読むときは、この話に隠された謎がなにか考えながら読め、タネと仕掛けがわかった後は伏線を見つけれる、一冊で二回以上楽しめる本となっています。
    (N.A.さん)

  • 大好きな人を失った直後に読んだ作品だったので、数珠のお話は何度も読み返しました…涙

  • 短編集。短いのにどれも「どうなるの?」って予想できなくて面白かった!

    ■正月の決意
    最後がよかった!
    なんかやっていこう!ってなる。正月にあってる気がする。

    ■十年目のバレンタインデー
    最初女性が悪者に見えてたけど、どんどん視点が変わっていった。2回読んだ。

    ■今夜は1人でひな祭り
    個人的にすごい好き。
    苦しい環境を我慢じゃなくて楽しみながら乗り越えるって強いなあ。

    ■君の瞳に乾杯
    主人公がどんな仕事についているか、私も騙されていた。

    ■レンタルベビー
    母になったからか、めっちゃ共感する。
    思ってたのと全然違うところとか、愛情とか。
    なんか星新一思い出す設定だった

    ■壊れた時計
    なんか最後クスッと笑う。

    ■サファイアの軌跡
    イナリと再会できてよかったよ〜

    ■クリスマスミステリ
    執念のような愛を感じる。一番の復讐かもしれない。
    ちゃんと警告してたんだね。。

    ■水晶の数珠
    お父さんの気持ちを考えるとぐっときた。
    ぐっときたな〜。。

  • 登場する人物が知人に似ていたり、経験のあるトラブルだったり、つい思い浮かべてしまう妄想の具現化だったり…。意外性と機知に富み、四季折々の風物を織り込んだ短編ミステリー9編。『宝石ザミステリー』他掲載を書籍化。

    さらっと読めて良かった。

  • 181

  • 8編からなるミステリーの短編集。1編が大体30ページくらいでとても読みやすかった。くすっと笑えるような事件から心の温まる話からいろいろある作品だった。随所に東野さんらしさが出ており、おなか一杯になるような小説だった。

  • 短編集なので電車の移動など隙間時間に読むのに最適だった。ハラハラするものやほっこりするもの、バラエティーに富んでいた。個人的に気に入ったのはレンタルベビー。主人公の心的変化もすごくよく書かれているが、最後に衝撃。えっ!と驚いて設定を読み返してしまった。

  • 短編集だけど、面白くてあっという間に読み終えた。時代を先取りしたレンタルベビー凄い想像力。
    十年後のバレンタインデー、凄い展開で徐々にクライマックスにもって行く筆力。
    さすが、他の短編も楽しめた。

  • 短編なのに面白いは、さすがのけいご

  • 再読本。短編集
    読んだことないと思って読み始めて、でもすぐにこの話読んだことあった…と気づいた。
    いつも読んだ本の内容をしっかり覚えてなかったりするんだけど、この本は全部の話をちゃんと覚えてた。
    それほど記憶に残るのも珍しい。
    特に好きなのは「サファイアの奇跡」という猫の話。
    青い猫、見てみたいなぁ

  • 東野圭吾らしい読みやすくオチはそう来たか!と思わせてくれる。それよりもタイトルに考えさせてくれる作品。日本の文化が入ってるからなのか、日本人の生真面目さや情の話やがあるからなのか、皮肉なのか、タイトルに秘められた想いの答えが知りたくなった。

  • 東野先生の描く色んな世界観の良いところ取りをした短編集と感じられた。
    東野作品初心者の方にもお試し感覚で読んでみてほしい。
    この中で気に入ったものがあれば、それ次第で東野作品好きの人も他の作品を勧めやすいと思う。

  • 読みやすくて良かった。

  • 短編集もウィットに富んでて素晴らしい。

  • どの話もとても読みやすかったです。でも長編の方ばかり読んでいたのもあって少し物足りなく感じちゃいました。でもどの話も少し悲しいような不思議な感じでした。

  • 短めの話だからすごく読みやすい。
    9話すぐ読んじゃった。全部が本当に均等に面白かった。でも全部そんな後味はハッピーじゃないけど。正月のやつとかちょい悲しいね、あとレンタルベビーはなんかありがちな話?ぽかたなあ。世にも奇妙な物語とかでありそう(笑)

  • 東野さんにしては、今一つだったと記憶しています。もしかしたら読みすぎて飽きたのかも?

  • 東野圭吾らしいどこかハラハラしたり予想外の展開があったりして面白かった。

  • 日本人でなくても良いかなと。素敵ではありました。雛祭りのやつが1番ぐっときました。

  • レビュー用

  • どの話も印象が弱かった。

    一番好きなのは「君の瞳に乾杯」。

    「十年目のバレンタインデー」での、OBが現役生に近づくっていうのはよくあることなんですかね

  • 水晶の数珠がよかったです。

    親が子どもを思う気持ちは時を超え、人種を超えるんだろうな。日本人じゃなくても。

    そして、子どもが親の気持ちに気づく時は、嬉しくて哀しくて寂しくて申し訳なくて温かい気持ちになる。

  • 「素敵な日本人」というタイトルながら、日本人ではなさそうな主人公だったり、到底素敵とは言えない裏社会の人が出てきたりするところが、とても面白かった。
    短編ながら、終盤の急展開と伏線回収はさすがだなと思った。

  • 正月の決意: 自殺を決めていた夫婦が
    ある事件に巻き込まれて、死ぬのをやめるストーリー。

    死ぬのはやめましょう。
    あんなにいい加減な人間たちが威張って生きている。あんなに馬鹿なくせに町長だったり教育長だったり警察署長だったり。
    それなのにどうして私たちのような真面目な人間が死ななきゃいけないの。ばかばかしい。私たちもこれからはもっといい加減に、気楽に、厚かましく生きて行きましょう。

    10年目のバレンタインデー:思っていたのと違う展開になるから東野圭吾おもしろい。

    レンタルベビー、壊れた時計、サファイアの奇跡、クリスマスミステリおもしろかった!

  • サファイアの奇跡、水晶の数珠が良かった。猫を思う女の子、子を思う父親に感動

  • レンタルベビーの結末が一番驚いた。水晶の数珠は心温まった。

  • 短編ミステリーとして非常に楽しめる作品であった。
    人は自身の人生で経験してきたことを通して、言い換えれば常識という物差しでしか物事を見られない。当然のことである。でも、少しでも見方を変えれば面白いことはそこら中に転がってる。
    そんな風に考えさせてくれる作品だった。

  • 意表をつく終わりかた、視線、らしいです。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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