- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334912512
感想・レビュー・書評
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大学を中退し、兄が婿入りした神社で、住み込みのバイトを始めた、壮馬。
教育係の雫は、こわいくらいきれいな年下の女の子で……。
ラブコメをからめたミステリ。
クールでクレバーな探偵役(ホームズ)雫と、頼りない助手役(ワトソン)壮馬。
ふたりのバランスがよく、たのしかった。
神社や日本の伝統行事のうんちくも、知ることができた。
それぞれ悩みもがきながらも、最後は前を向こうとする。
読後感もよかった。
ひとつひとつの事件を解決しながら、最後に収束していく連作短編集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丸善の平積み台で続巻を見て、最初の方を古本で購入。(新品同然で\300-)
内容的には、悪くはないけど、褒めるほどのものでもないかな。
カレー好きの女医とかの競合相手に比べると、いまいち押しが弱いかな、と。 -
同じ事柄でも、思いの違いで全く異なる相貌を見せるストーリーで、そこが推理ともつながっているところや、あちこちに散りばめられたプロットの回収など、楽しく読めました。
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うんうん、結構好きでした。続編あるといいな
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k
雫ちゃん可愛い。 -
神社での話なんだけど、事件は神社関係なくて、ちょっと個性的な巫女雫ちゃんのキャラメインの内容。雫ちゃん悪い子ではないんだけど、男性視点からみてるせいか好みに合わない感じでした。
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氷の美少女巫女雫ちゃんと、信心ゼロの宮司の弟壮馬くんが、謎を解決していくラブコメミステリー。
一つ一つのトラブルの理由や解決方法は少し強引かな?と感じるけれど、最後に全体に散りばめられた伏線が回収されていくと、雫ちゃんの人間性がとても可愛らしく感じた。二人がこれからどうやって距離を縮めていくのか、どう謎を解いていくのか、今後も期待。 -
全5編のお話の中で、5話目に全部の伏線を回収していくのがすっきりしつつ、ラストがものすごい勢い気になった。
早く続きが読みたいなぁ。
初めて天祢凉さんの作品を読んだけど、とても楽しかったので、どんどん読んでいきたいです! -
連作短編集で、最後に物語の全貌が変わる。
短編一作も派手な事件は起こらないけど読ませる力とこまめに仕掛けられていた貫くもの。
それと妄執の怖さをさらけ出しながらそれを解放する救いのある最後の展開は好きな作品。
ハッピーエンドな感じがいい。