リラの花咲くけものみち

著者 :
  • 光文社
4.44
  • (220)
  • (145)
  • (36)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 1884
感想 : 179
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334915414

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あなたは、『言葉を話せない動物たちの怪我や病気を見つけて治す』職業のことを知っているでしょうか?

    怪我や病気をすれば私たちは病院に赴きます。医師の診察の中で具体的な症状を説明することによって適切な治療を受けることになります。これは、言葉によって自分の思いを相手に伝えることができるからこそです。そんな怪我や病気はいつ何時私たちを襲うかわかりません。例えば海外旅行に赴いた際、万が一同様な事態になったとしたら、語学が堪能でない場合にそこにどんな未来が待っているのか、考えれば海外旅行に出かけることも怖くなってもしまいます。ただ、そんな事態でも通訳をしてくれる人の存在をもって最悪の事態を回避もできるでしょう。直接医師と話せずとも自分の思うところが伝われば手段は問われないからです。今の世の中、翻訳アプリの性能もそんな危機を救ってもくれるかもしれません。

    一方で、身近にいる犬や猫、そして動物園にいる動物たちの中には鳴き声を上げるものもいるとはいえ、彼らの言葉を私たちが理解できるわけではありません。そんな彼らが怪我や病気の中にある時、そんな彼らを助けるには言葉以外に彼らが発するさまざまな事ごとを丁寧に診る中に原因を突き止めていく必要があります。そんな役割を果たす職業、それが『獣医』です。誰でも知る『獣医』という言葉。では、あなたは『獣医』が『言葉を話せない動物たち』にどのように接していくかを知っているでしょうか?

    さてここに、『言葉を話せない動物たちの怪我や病気を見つけて治す』『獣医』を目指す一人の大学生を描いた物語があります。東京にある実家から遠く離れた北海道の大学に学ぶ主人公を描くこの作品。そんな物語の中に『獣医』のお仕事を見るこの作品。そしてそれは、そんな主人公が『自分たち獣医師は、動物も、人間と同じように、苦しみや痛みを感じていることを忘れてはいけない』という言葉を胸に『獣医』という人生へと歩み出していく様を見る物語です。
    
    『おばあちゃん、疲れてない?』と『北海道の中部に位置する江別市に』ある『北農(ほくのう)大学に続く白樺並木を』祖母のチドリと並んで歩くのは主人公の岸本聡里(きしもと さとり)。『入学と同時に大学の女子寮「あけぼの寮」に入る』聡里の前に『新入生の方ですか』と『学生らしき女性が近寄って』きました。『私は静原夏菜です。あけぼの寮の寮長で、この春から獣医学類の三年生になります』と挨拶する女性に『うちの孫も同じ獣医学類なんで、いろいろと教えてやってください』とチドリが答えます。案内された『部屋は四人部屋』で同じ一年になる奥野美里と柳本乃絵の姿がありました。『同じ一年だからタメ口でいいよ』と言われるものの『私も聡里って呼んでね』という一言が言えない聡里。そんな聡里に『これはおばあちゃんが持って帰るからね』と『古ぼけた四角い箱』を手にするチドリに『だめ…。持って帰らないで。それはここに…置いていって』と懇願する聡里は『箱にしがみつ』きます。やむなく諦めたチドリは『じゃあ、おばあちゃんはそろそろ帰るよ』と部屋を後にします。それを追いかける聡里は『新千歳空港まで送ってく…』と言いますが、『無駄遣いはできない…ここでバイバイするほうがいいの』とチドリに言われます。『仕送りしてやれるのは月に三万円』、『一日千円』でやりくりしなければならないこれからを諭すチドリ。『遠方の私立大学』に通うことになったことで、家を売って必要な費用を工面してくれたチドリ。そんなチドリは『四月分の仕送りとは別』に三万円を渡すと聡里の元を去っていきました。『母を亡くしたのは小学四年生の十二月』という聡里は父親と二人暮らしを始めましたが、『聡里が小学六年生の時に父は再婚し』ます。『父が勤めている会社の部下』だったという友梨と再婚して始まった三人の暮らしの中で実母の痕跡を次々と消していく友梨。そして、『友梨と父との間に赤ん坊が生まれ』るも転勤が決まった父は単身赴任をします。そして、始まった『聡里と友梨と赤ん坊の三人暮らし』の中でぶつかる聡里と友梨。飼っていた犬を『部屋から出さないで』と言われたことをきっかけに『不登校』になってしまった聡里。そんな聡里の『人生が再び動き出したのは、聡里が十五歳の誕生日を迎えた日のこと』でした。『聡里に直接渡したいものがある』とやってきたチドリは聡里を見るや否や『悲鳴を上げ』ます。『あんたが元気にしてるって思い込んでた』と言うチドリは『冷蔵庫のものを適当に食べ』、『サイズが合わない窮屈な子ども服』を着た聡里にショックを受けます。そして、『聡里を引き取らせてもらいます』と言い放つと聡里と犬を自宅に連れ帰りました。『泣いていいんだよ。ずっと我慢してたんだね?』と声をかけてくれるチドリによって高校に進学した聡里は『担任の先生』の勧めと祖母の後押しによって『大学進学のことを真剣に考え始め』ます。通い始めた塾の教師に『獣医学部を目指したらどうだい?』と言われ戸惑う聡里。『言葉を話せない動物たちの怪我や病気を見つけて治すなんて、他にない特別な職業だと目の奥までも熱くな』る聡里。そして、チドリの支えもあって、憧れの獣医学部へと進学を果たした聡里。そんな聡里が『獣医』になるための学びを進めていく様子が描かれていきます。

    “2023年7月20日に刊行された藤岡陽子さんの最新作であるこの作品。”発売日に新作を一気読みして長文レビューを書こう!キャンペーン”を勝手に展開している私は、2023年4月に近藤史恵さん「それでも旅に出るカフェ」、5月に深緑野分さん「空想の海」、そして7月には津村記久子さん「うどん陣営の受難」と、私に深い感動を与えてくださる作家さんの新作を発売日に一気読みするということを積極的に行ってきました。そんな中に、看護師として働きながら私たちに数々の感動を与えてくださる物語を届けてくださっている藤岡さんの新作が出ることを知った私は発売日早々にそんな物語を手にしました。

    そんなこの作品は、“動物たちが、「生きること」を教えてくれた。 家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学し、自らの「居場所」を見つけていくことに ー 北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作”と内容紹介にうたわれています。藤岡さんの作品と言うと、看護師としての経験が活かされた「晴れたらいいね」や「満天ゴール」など医療の現場を描く作品に強い説得力を感じます。そんな藤岡さんがこの作品で描くのが”北海道の獣医学大学へ進学し”た主人公が『獣医』になるための道を歩んで行く物語です。私は今までに700冊以上の小説ばかりを読んできましたが、医療現場を描いた作品、もしくは動物が登場する作品は数多読んできましたが、そんな動物の命を守る『獣医』の視点から描かれた作品は初めてです。他にこのような分野を扱った作品があるのかどうか知識がありませんが、いずれにしても極めてレアな領域を扱ったのがこの作品と言えるのではないかと思います。

    では、まずは『獣医』という視点からどんな物語が描かれていくかについて見てみたいと思います。物語は、『獣医』になるために『獣医学部』で学ぶ主人公の聡里が、その学びの中で目にする動物医療の世界が描かれていきます。その中から聡里が『初めて聞く言葉』に『首を傾げる』という場面からご紹介したいと思います。『きょうけつけん…?』という言葉が登場しますが、あなたはそれが何を意味するか知っているでしょうか?

    ・『供血犬というのは、献血をする犬のこと』、『犬にも輸血が必要な時はある』、『でも、いまの日本には動物のための血液バンクはない』
    → 『病気や怪我をした犬に、血を分けてくれる供血犬が必要になってくる』
    → 『若い犬であること、内臓疾患がないこと、体格が良く肥満体ではないこと、感染症や寄生虫症に罹患していないこと…』『といった基準を満たしていないといけない』

    『供血犬』という言葉は全くの初耳でありとても驚きました。『他の動物を助けるために血を抜かれる』という役割の下に生きていく犬の存在。しかし、『供血犬になることで』『居場所ができ』、結果として『飼い主に見捨てられ』たような犬が『生き延びることができる』という現実があることを登場人物の言葉を借りて描いていく藤岡さん。読み始めて早々にこんな知識を得ることできて、すでにこの作品を読んで良かったという思いに包まれました。次は、『いまから実習を始めます』という中で『牛舎』へと訪れた聡里が体験する『断角(だんかく)』についてです。

    ・『除角とも言われ、文字通り牛の角を根元から切る処置です』という『断角』
    → 『除角が必要な理由は、角を切ることで牛がおとなしくなり、群れの中で強い、弱いなどのマウントの取り合いが減る』、『牛同士、角が当たって傷がつかないようにするため、流産を防ぐため、管理者の安全を守るため』
    → 『倫理的な観点から断角に反対する声があるのも事実で、だからこそ実施する際には牛たちに苦痛がないようにしなくてはいけない』

    なるほど、群れで飼育するために必要な『断角』、その一方で『牛たちに苦痛がないように』という配慮についてもきちんと説明がなされていきます。物語では、『牛の頭部を固定し』、『線のこぎり』を使って角を切り落としていく様子が描かれます。そこには、まさしくリアルな動物医療の現場を描く表現が登場します。

    『右角が生えていたくぼみから真っ赤な血が噴き出してきた』

    そんな状況の中に『止血処理』を行う場面など『獣医』への道を歩む中で避けられない『血』との対峙が描かれていきます。

    『自分たち獣医師は、動物も、人間と同じように、苦しみや痛みを感じていることを忘れてはいけない』

    『言葉を話せない動物たち』と日々対峙していく仕事であるからこそ忘れてはならない考え方が強い説得力をもって読者にも伝わってきます。身近に愛でる動物たちのまさかの事態に対峙してくださる『獣医』というお仕事。そう、この作品の一番の魅力は、そんな『獣医』という職業のリアルを描く”お仕事小説”にある、そのように思いました。

    そんなこの作品は主人公の岸本聡里が苦難の青春時代前期を乗り越え、祖母・チドリの支援の元に『獣医』への道を歩んでいく姿が描かれていきます。上記した通り、『獣医』になるためのさまざまな学びを経験していく中に確かな成長を見せていく聡里の姿はページを追うごとに力強くなっていきます。病弱だった母親の急死の先に、父親の再婚、そして継母からの冷たい仕打ちという流れ自体は、決して珍しいものではなく、よくある話とも言えますが、この作品で見るべきはそのような前提設定にケチをつけるところではないと思います。亡くなった娘が残した大切な孫を思うチドリの想い。そんなチドリの想いを感じる中に一つずつ新しいことを、そして新しい人間関係を経験し、『獣医』への階段を上っていく聡里。

    『いつか自分も、誰かを守れるような強い人になりたい』

    そんな風に漠然と自分が進む道を思い描いていく聡里ですが、世の中そんなに甘くはありません。また、命というものと対峙することになる『獣医』という職業を自らの未来とするには数々の試練が待ち受けてもいます。その一つが、聡里が告げられたこんな言葉にありました。

    『無理だと思うなら、やめたほうがいい』

    そんな風に突き放された聡里が窮地をどのように切り抜けていくのか、そんな行動によって何を得ていくのか。これは、決して『獣医』という職業に限られたものではないと思います。この世を生きていくには生半可な気持ちが何よりの障害となるものだと思います。そんな中でも命を取り扱っていく職業であるからこそ、大切にしなければならないことでもあります。

    『助けるだけではない。動物の命の選別も獣医師の役割で、そしてその判断は簡単ではない』

    命というものに対峙せざるを得ない場面の存在、そしてそれを乗り越えた先にあるもの。物語は『獣医』のお仕事のリアルを描く中に、そんな『獣医』の未来を自分のものとしていく聡里の健気な姿が描かれていきます。八つの章から構成されたこの作品は主人公である聡里視点で展開していきます。〈第一章 ナナカマドの花言葉〉で『北農大学』に入学し、すべての学びが見知らぬことばかりという中に数々の失敗と貴重な体験を繰り返す聡里が章を経るに従って逞しくなっていく様子は読んでいる読者も元気をもらえる展開です。しかし、人生山あり谷あり、そこにはさまざまな苦難も待ち受けています。そんな中に『獣医』という職業を目指す中で根源的な問いにもぶつかっていく聡里。

    『救えない動物の命について考えたことある?答えはないんだから、そんなの考えても意味がないって思う?』

    動物を救う知識を得れば得るほどに逆に湧き上がってくる根源的な問い。『獣医』という多くの方にとって知ることのない世界の裏側にある物語。命を扱う職業だからこその仕事であるが故の問いかけが読む手を止まらなくさせてもいきます。すべて花の名前がつけられた八つの章の最後を飾る〈第八章 リラの花咲くけものみち〉に描かれるその結末。自らも命と向き合う看護師でもある藤岡さんだからこそ描ける物語、動物の命を守る『獣医』という貴い職業を描く納得の結末がそこには描かれていました。

    『いつか自分も、誰かを守れるような強い人になりたい』

    そんな思いの先に『獣医』という未来の姿に向かって勉学の日々を生きる聡里の大学生活が描かれていくこの作品。そこには、藤岡さんならではの優しい筆致に満たされた物語が描かれていました。『獣医』の”お仕事小説”の側面も持つこの作品。そんな物語の中に、動物の命を守る『獣医』という仕事の貴さに感じ入るこの作品。

    藤岡陽子さんの作品にまた一つ新たな傑作が誕生した、そんな思いに包まれた素晴らしい作品でした。

    • koalajさん
      さてさてさん、こんばんは。
      夜分に失礼します。
      さてさてさんの熱のこもったレビューを読んでこの本を手にとりました。かなりボリュームもあったの...
      さてさてさん、こんばんは。
      夜分に失礼します。
      さてさてさんの熱のこもったレビューを読んでこの本を手にとりました。かなりボリュームもあったので私は読み終わるのに4日もかかりましたが、いま感動の読後感に浸っています。最後は涙、涙。
      著者の藤岡さんは看護師さんなんですね。獣医師といえば動物病院のお医者さんというイメージでしたが、厳しく過酷な一面も知ることができました。
      ご紹介ありがとうございました!
      2023/08/16
    • さてさてさん
      koalajさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。
      藤岡さんの新作として発売日に読んだ私ですが、お書きになられている通り感動の...
      koalajさん、こんにちは!
      いつもありがとうございます。
      藤岡さんの新作として発売日に読んだ私ですが、お書きになられている通り感動の読後感という印象全く同じです。藤岡さん、素晴らしい作品を多々発表されていらっしゃるにも関わらず今一つ人気には結びついていなくてとても残念です。この作品もレビュー数が増えませんし、このまま埋もれてしまうのだとしたらあまりに惜しい気がします。
      koalajさんが、レビューのタスキを繋いでいただいたことでもっともっとこの良さが多くの人の元に伝わればと願う限りです。
      こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
      2023/08/17
  • 会社で、3月1日から私の隣に派遣社員がやってきた。私より二つ年上の女性の方。

    チキンの私は派遣社員が来ると決まってからずっとビビっていた。
    女は苦手だ。女が同じ課に2人以上居ると、揉める可能性が高い(-。-;
    何度か部長に派遣の話を無かったことに出来ないものか、詰め寄ってみたが、決まってしまったものはどうにもならなかった(-。-;

    そして、派遣社員を呼んだのは私ではないのに、やっぱり上司は派遣社員の面倒を見ない(^^;;
    私に丸投げだ(-。-;
    こうなることは予想出来ていたけれど、、、

    そんなわけで、3月1日からめちゃくちゃ疲れている(-。-;
    派遣社員はめっちゃ優秀で、近所の偏差値72の高校卒。大学名は知らないが、きっと凄い学歴をお待ちなのだろうと思う。非の打ちどころが無い、素敵な女性だった(๑>◡<๑)良かったーーー(*´꒳`*)


    そんなこんなで、会社の休み時間で読書をしていた私には、読書の時間が無くなってしまった。。。暫くこの状況は続くだろう。。。



    さて、ブク友さんの本棚でたくさん見かけ、皆さん高評価のこの本。
    超気になっていて、数週間前に新品を購入していた。そのまま積読に。。。

    この作家さんの本は今のところハズレ無し(*^▽^*)
    間違いないだろうと読み進めたところ、やっぱり間違い無かったo(^▽^)o

    本一冊に、1人の人間のドラマがガッツリ詰め込まれている。


    私の旦那の実家が札幌なので、北海道の話は頭の中に情景を思い描きやすい。

    聡里の母が亡くなり、父は再婚するのだが、新しい母に子供が生まれた頃から自分の居場所を失い引きこもりになる。
    そんな聡里を救ってくれたのが祖母のチドリだった。
    祖母に育てられ、聡里は獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学する。

    これは面白かったーーー(*^▽^*)

    ずーっとドラマを観ているようだった。
    最初はあんまり好きじゃないなぁ。。。。
    と思っていた主人公だったが、成長と共にどんどん感情移入していき、途中からずっと彼女を応援してしまう自分がいた。



    残雪くん。
    最初から気になっていたけど、やっぱりいいねーー。

    もう名前見た瞬間、大造じいさんじゃん!!って思ったらソレ!!!

    懐かしすぎてテンション上がったo(^▽^)o

    • bmakiさん
      sakuragaiさん

      いえいえ。いいねなんて、いいなと思ったものや、あ、自分と同じ感覚だ!と思ったものに勝手に付けているだけなので(...
      sakuragaiさん

      いえいえ。いいねなんて、いいなと思ったものや、あ、自分と同じ感覚だ!と思ったものに勝手に付けているだけなので(^-^)

      浜松に住んでいますo(^▽^)o
      感想もお褒め頂きありがとうございます(*^▽^*)

      とっても嬉しいですo(^▽^)o
      今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m
      2024/03/12
    • はるパパ@ファミコンしようぜさん
      bmakiさん、初めましてのコメント失礼します。
      まっっったく本筋と関係のないところで偏差値72の派遣さんが引っかかりました。
      きっとなんら...
      bmakiさん、初めましてのコメント失礼します。
      まっっったく本筋と関係のないところで偏差値72の派遣さんが引っかかりました。
      きっとなんらかの理由はあるんでしょうが、非正規にならざるを得ない現状が、果たして現代的なのか宿題なのか。教える側も、bmakiさんの人間性にべったり依存してますよね…。私は日系の方に教えているのですが、既に何人かは蒸発しました。素でエグい。でも会社の論理なので、ちょっとやそっとでちゃぶ台返しできるわけもなく。
      ペットの世界もそうですが、なんだかなーの連続です。
      それはともかく、いつも感想楽しませていただいてます。読んだ気になっちゃいます。おすすめがいつも楽しくて感謝です。これからもよろしくお願いします。
      2024/03/13
    • bmakiさん
      はるパパさん

      凄いですよね。偏差値72。
      マジで頭いいですo(^▽^)o
      旦那さんの海外赴任が決まり、正社員だったお仕事を辞めたそ...
      はるパパさん

      凄いですよね。偏差値72。
      マジで頭いいですo(^▽^)o
      旦那さんの海外赴任が決まり、正社員だったお仕事を辞めたそうです。
      帰国後会計事務所で働かれていたようで。会計もかなりお詳しく。。。
      そしてとっても優しくて品のある方で(*^▽^*)

      はるパパさんのお気持ちわかりますよ。。。
      うちの会社でも、派遣社員が入って2日目に居なくなることは日常茶飯事なので。。。
      教育係はたまったもんじゃありませんよねー(>_<)

      感想をお褒め頂きありがとうございます(*^▽^*)めっちゃ嬉しいです。
      今後ともよろしくお願いします(*^^*)
      2024/03/13
  • とても良かった!
    獣医師になるために北海道の大学の寮に入る聡里。寮まで送ってきてくれた祖母と別れるところから物語は始まります。この子、大丈夫かしら?すぐに東京に帰ってしまうのでは?とハラハラしながらの読書。
    不登校で友だちもいなかった聡里が、祖母に引き取られ、大学に行く決心をするだけでもすごいことだと思うけれど、六年間の大学生活がとても大変で、生半可な気持ちでは続かないと思います。
    常に動物の生死を意識し、家畜として馬や牛を飼っている飼い主とは、その人生にまで大きく関わっていくことになる。
    始めは以前読んだ「犬部!」のようで、ほんわかした気分だったのですが、聡里が経験する様々な、時には逃げ出したくなるような現実に、こちらも祖母のような気持ちで応援していました。

    ヤマメとサクラマスは、もともとは全く同じ魚。でも川で育ったか海で育ったかで名前が変わる。稚魚時代に強かったものはその場に残り、弱かったものはエサを求めて海へ出る。でも海で生き残ったものは川で育ったものよりはるかに大きく育つ。
    逃げたっていいんだ。逃げた先で踏ん張るんだ。

    六年間の大学生活で目標を見つけ、親友もでき、恋もする聡里。悲しいこともたくさん経験するけれど、自分の意見をきちんとハッキリと言葉にできる立派な女性に育った。
    おばあちゃん、安心してね!って私からも伝えたい。
    とってもとっても良いお話でした(о´∀`о)

  • ツタバにて♪
    本当は別の本を読む予定だったのですが...
    ナィ(・д・。

    たしか前に見かけた気がして、図書館の予約をキャンセルしたような...

    読みたい本はいっぱいあるし、まっ、いいかd(>_>)b

    ということで、前から読みたかった本書をcoffee片手に読み終えました♪

    いいね(((o(*゚▽゚*)o)))


    感動するポイントはいくつかありますが、特に印象的なのは以下のようなシーンです。

    岸本聡里の成長: 聡里が不登校という困難を乗り越え、獣医師を目指す強い意志を持つようになる過程は、読者に勇気を与えます。彼女が継母との関係を改善し、自分の過去と向き合う姿は感動的です。

    動物たちとの絆: 聡里が動物たちと築く深い絆は、多くの感動的な瞬間を生み出します。特に、愛犬パールとの別れや、治療を通じて動物たちの命を救うシーンは心を打つものがあります。

    北海道の自然描写: 北海道の壮大な自然の中での学びや成長は、物語に深みを与えるとともに、読者に新たな視点を提供します。自然との調和の中で生きることの大切さを感じさせる描写があります。

    命の尊厳についての考察: 獣医師としての職務の中で、命の選択を迫られる瞬間があります。これらのシーンは、動物と人間の関係や生命の尊厳について深く考えさせられるものです。

    これらのポイントは、物語の中で聡里が直面する様々な試練や、彼女の内面の変化を通じて描かれ、読者に強い感動を与える要素となっています。藤岡陽子は、登場人物の心情を丁寧に描き出し、読者が共感しやすいように物語を構築しています。それぞれの読者が異なるポイントに感動するかもしれませんが、これらは多くの人にとって共感を呼ぶシーンであると言えるでしょう。

    <あらすじ>
    主人公の岸本聡里は、幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になります。彼女の唯一の支えは愛犬のパールでした。聡里は祖母・チドリに引き取られ、ペットたちとの生活の中で獣医師を目指すようになります。

    北海道の北農大学獣医学類に進学した聡里は、新しい環境で様々な人々と出会います。面倒見の良い先輩、志を共にする同級生たちに囲まれながら、学業や動物病院でのアルバイトに奮闘する日々を送ります。聡里は伴侶動物(ペット)の専門医を目指していましたが、馬や牛などの大動物・経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について深く考えさせられます。

    物語は、ネガティブだった聡里が、人に、生き物に、自然に囲まれて成長していく姿を描いています。北海道の大自然の中で学び、成長していく若者たちの姿が、読者に新たな視点を与えるでしょう。また、獣医師としての職務の厳しさや、命の選択を迫られる瞬間もリアルに描かれており、動物と人間の関係、生命の尊厳について考えさせられる内容となっています。

    この物語は、第45回吉川英治文学新人賞を受賞し、多くの読者から感動を呼んでいます。聡里の成長物語は、多くの人々に勇気と希望を与え、獣医師としての彼女の旅路を通じて、生きる意味と人生の価値を問いかけています。


    本の概要

    動物たちが、「生きること」を教えてくれた。 家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学し、自らの「居場所」を見つけていくことに――北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作。

  • あーーーとてもいい話でしたーーー。。。


    ブクログで高評価が多く気になっていた一冊
    読み終わった今、じんわりとした余韻の中にいます
    またいい物語と出会えました。
    ありがとうございます(^^)


    獣医を目指す聡里の物語
    初めて知る分野でとても面白かったです
    特に大動物という馬や牛などについて。
    町中の動物病院などはまだ想像できますが
    大動物については医学のことはもちろん
    農家のことも知らないことばかりで
    新たな世界を教えてもらいました


    北海道の豊かな自然も
    この物語の魅力のひとつです
    私も実際に行って自然を感じたいーー!!

    でも無理なので笑
    沢山出てくる花の名を
    スマホで調べながら読んでました(^^)

    あとちょうど昨日今日と雪が積もってて
    なんとなく物語の世界観を感じていました



    何より
    最初はおどおどしてほとんど話さなかった聡里が
    ちょっとずつ、でも着実に成長していく様が
    とてもよかったです


    挫けそうになった時に
    手を差し伸べてくれる人たちの言葉や姿勢が
    とてもいいんですよね


    物語に出てくる人たちが本当にいい。

    特にチドリさんには
    たくさんのことを教えてもらいました

    どんなに辛いことがあっても
    その中から幸運なことを見つけて
    前向きに生きていく姿勢は
    見習いたいなと思いました。


    この話は長い期間をうまく一冊にまとめてあって
    聡里の様子を長く見ることができたのも嬉しいところ

    いろんなことを乗り越えて
    チドリさんと共にいる成長した聡里の姿に
    じーーーんときました。




    残雪くんも好きや。。。
    聡里への深い愛に
    あなたになら任せられる、、、
    という気持ちになります
    (誰目線)


    あーーいい話だったなあー!!

    こういう作品に出会えるから
    ブクログやっててよかったです(^^)

    • どんぐりさん
      bmakiさん

      えー!売り切れ!
      本が売り切れってあるんですね!!
      と、同じこと言ってしまった笑

      でもこちらも私は面白かったですよ(^^...
      bmakiさん

      えー!売り切れ!
      本が売り切れってあるんですね!!
      と、同じこと言ってしまった笑

      でもこちらも私は面白かったですよ(^^)
      bmakiさんに気に入ってもらえたらいいな…(^^)

      そしてスピノザも面白かったので
      また補充されていたら読みましょう!笑
      2024/01/31
    • bmakiさん
      この本、めっちゃ面白かったです。
      最近読んだ本の中ではピカイチでしたo(^▽^)o

      スピノ座も良かったです。どちらも甲乙付け難いですね(*...
      この本、めっちゃ面白かったです。
      最近読んだ本の中ではピカイチでしたo(^▽^)o

      スピノ座も良かったです。どちらも甲乙付け難いですね(*^▽^*)

      こういう良い本に出会えると読書もガンガン進むんですよねー(^-^)
      2024/03/11
    • どんぐりさん
      どちらとてもよかったですよね!!

      来月の本屋大賞発表が楽しみですー(^^)


      ホントみなさんにいい本をたくさん教えてもらったおかげであり...
      どちらとてもよかったですよね!!

      来月の本屋大賞発表が楽しみですー(^^)


      ホントみなさんにいい本をたくさん教えてもらったおかげでありますー!
      2024/03/12
  • 「きのうのオレンジ」と言い藤岡陽子さんの描く作品は、儚く脆いのに力強いのかぁ。
    獣医師になるため北海道の大学に入った聡里の学生生活から始まる物語、良書に巡り会うとどうしてこんなにワクワクするのだろう。陰キャの主人公がいろんなものに触れ少しづつ世界が広がっていく、友情に恋愛、青春を謳歌する元引きこもりに嬉しくなりました。ベタなパターンなんだけど心奪われてしまいます。実習で馬の死産に立ち会ったショッキングな生々しいシーンに挫けそうになり、祖母の家に帰った先で祖母のオムレツを食べるシーンでは、病弱な母が命掛けで自分を産んだ秘話が明かされて勇気をもらう。広大な敷地にあるキャンパスの中央館の上階にある自習スペースからは暑寒別岳に夕張岳が見えるとか、どんな位置関係にあるんだろうと山スイッチ入りそうになりました。モデルになった大学は江別市にある酪農学園大学なんだなってストリートビューで学内歩いてみると聡里たちのいる女子寮ってどこなんだろうとかストーカー気分でドキドキ愉しみました。
    どこで育ったかで変わるヤマメとサクラマスの生態の例えは興味を惹きました、モフモフフワフワのシマエナガも飛んで行ったり六花亭のバターサンド出てきたり、北海道がドカーンと迫ってきました。なんといってもお婆ちゃんのチドリさんの生き様には感銘受けました。最後まで弱さを見せずに気丈に振る舞った祖母の意志を引き継いで立派に成長した聡里は清々しいほど輝いてました。

  • 北海道の北農大学獣医学部に入学した聡里の6年間の成長物語。

    獣医さんと聞くと動物病院のお医者さんが思い浮かぶが、他にもいろんな仕事があるんだなぁ。
    ただ動物が好きというだけではやっていけない。
    時には自分の判断で動物の生死を選択しなくてはいけない。厳しい世界なんだ。
    悩みながらも成長していく聡里に胸が熱くなる。
    チドリや残雪の優しさや温かさ、強さに何度も救われ、涙した。


    この春から我が家の長男も寮生活が始まる。
    このタイミングで読めてよかった。
    新生活を始めるみんな、がんばれ!!

    • ムク助さん
      shintak5555さん
      ありがとうございます。いい仲間に出会えるといいなと思っています。
      shintak5555さんのご子息は北の大地に...
      shintak5555さん
      ありがとうございます。いい仲間に出会えるといいなと思っています。
      shintak5555さんのご子息は北の大地にいらっしゃるんですね。専攻も同じとは・・・涙なしには読めませんね。
      2024/04/01
    • 文庫本さん
      はじめまして!
      こちらの本の大学と学部、まさに今息子が通っている大学で、感想を読ませていただき早く読んでみたいと思いました。
      夢一心で通って...
      はじめまして!
      こちらの本の大学と学部、まさに今息子が通っている大学で、感想を読ませていただき早く読んでみたいと思いました。
      夢一心で通っていますが、命の進退を差し迫られる状況になったらどうなるのか本を読んで勉強したいと親ながら思いました。
      2024/04/19
    • ムク助さん
      文庫本さん
      コメントありがとうございます!
      息子さん、夢に向かって頑張っているんですね。
      この本とてもよかったです。
      きっと息子さんと重ね合...
      文庫本さん
      コメントありがとうございます!
      息子さん、夢に向かって頑張っているんですね。
      この本とてもよかったです。
      きっと息子さんと重ね合わせちゃいますね^_^
      聡里ちゃんのように自分の希望する道に進めますように!
      2024/04/19
  •  いい話でした‥。静かで深い余韻が残りました。
 十歳で母と死別、その後父の再婚相手に疎まれ、不登校になった少女・聡里。祖母に引き取られ、北海道の大学で獣医師を目指し、動物の生と死に真剣に向き合いながら成長していく物語です。

     主人公の聡里の心情が、とても丁寧に描かれています。暗い表情でうつむき、気弱だった聡里が、迷って悩んで立ち止まりながら歩み続けます。祖母・友人・先輩との関わりや生き物たちからの学び、それらの歳月が、北の大地の美しくも厳しい自然の情景と共に、情感豊かに展開されます。
    
 藤岡さんは、聡里の成長の裏側に、多くの課題を突きつけている気がしました。人や動物の生死、獣医師の仕事、理想と現実、伴侶動物と飼い主、大動物の農場経営、そして北海道の自然‥。それぞれの厳しさが何層にも重なり、物語に深みを与えているようです。
     全てがそこで暮らす人・動物の「命」に直結し、決してほのぼの・キラキラした話ではなく、伝えたいことを明確に物語に取り込む巧みさで、説得力が増していると思えました。

     聡里は『獣医師の道』を『けものみち』と喩え、明るく険しい、けれども自ら選んだ自由な道と捉えながらも決意表明します。
     藤岡さんは、この『けものみち』という比喩表現の陰に、「前例という〝轍がない道〟を切り拓け!」「己の信じる〝人生のけもの道〟を往け!」というメッセージを込めている気がしてなりません。
     そもそも「けものみち」は、山中で野生動物が通ることで自然にできた道で、獣たちが苦難を苦難とも思わず、道なき道を進み続け、その軌跡が道になったはずなので‥。

     車載ナビでの経路検索、スマホでの記事・意味検索も、間違いのない最短・最適解が表示され、途中過程(道)に疑問を持つことさえ少ない時代です。
     仕事でも、費用対効果や効率と即効性の道を探ることだけが全てではありませんね。そんな、生き方や仕事の選択へ一石を投じる物語でもあるのかなと感じました。
     若い人にほど、じっくり読んでほしい一冊です。

    • kakkaさん
      本とコさん、いつもたくさんの本を読まれていて、優しいコメントも、楽しみにしています♪
      さきほどフォローさせていただきました。
      私の方のコメン...
      本とコさん、いつもたくさんの本を読まれていて、優しいコメントも、楽しみにしています♪
      さきほどフォローさせていただきました。
      私の方のコメントでのフォロー拒否設定、教えてくださってありがとうございました!
      知らぬ間に拒否になってまして、驚いたところです…
      これからも素敵な本棚、楽しみにしています!
      2024/03/10
    • kakkaさん
      ひゃん!
      フォローありがとうございます♪
      よろしくお願いします!
      ひゃん!
      フォローありがとうございます♪
      よろしくお願いします!
      2024/03/10
  • 獣医師を目指す少女の苦難や葛藤に心苦しくなりながらも、少女がその苦難を乗り越えて成長していく姿に素直に感動しました。

    本作は北海道の大学で、獣医師を目指す少女のお話。その少女は、中学時代にネグレクトを受け、心に傷を負い、高校時代から祖母と2人で暮らすことになる。そんな彼女は学業成績も良く、心の支えであったペットの犬のことも相まって、獣医師になりたいと大学の獣医学科に入学するという物語。

    本作は獣医を目指すといった設定ですが、物語の主軸は大学でのお話ですので、青春あり、友情あり、色恋ありの王道の青春ものです。しかしながら、獣医になるための実習のシーンは、主人公と一緒に生命の重みについて考えさせられるような感覚があり、他にはない本作特有のシーンだったかなと思います。

    私の感想としては、本作は新しいことに挑戦する勇気をくれる作品かなと。たまたま、本作を手に取ったのが、仕事の事情で長期出張に行く直前で引越ししている最中だったのですが、主人公が序盤で感じているようにどこか不安があるんですよね。そうした事情もあって、主人公に感情移入してたこともあって、苦難にめげずに頑張る姿に励まされた気がします。まぁこの本に夢中になって、引っ越し準備が疎かになってしまったのは、思い出話の1つになりそうですが…笑

  •  ヤバかった…いい作品すぎて…。
    職場でお昼休みに読んでいて、まわりに同僚がいるのに涙がじんわりと(ノД`)・゜・。

     実母と死別し、父が再婚した継母との生活が上手くいかないことが原因で、不登校となってしまった主人公の聡里が主人公。飼い犬のパールと怯えるように暮らしていたが、祖母のチドリに引き取られた。動物好きな聡里は獣医師になりたいという目標をみつけ、必死に勉強し北海道の北農大学に合格し、寮生活をはじめる。獣医師になるための知識をつけ経験をつみ、友人や先輩、よき指導者に囲まれ成長していく姿を描く。

     この作品に出会うまで、獣医師という仕事を知ろうとする機会がなかったことにハッとしましたね!ただ猫や犬が好きだからってできることではなく、他の動物も看る必要もあるし、救うだけでなく時には辛い決断を迫られることがある…獣医師さんを改めて尊敬します。そして主人公の聡里…ものすごく人間的に大きくなりました。それは聡里の努力によるものですが、祖母のチドリや北海道の人間関係も含めた環境によるものだと感じました。私もチドリさんのような、おばあさんになりたいっ!!って思っちゃいました。

     ここから余談です。私が絶賛推ししている“シマエナガ”も出てくるし、あと、リラ(ライラック)のお花好きなんですよね♪ライラックのお花、4つに花弁がわかれているのが通常なんだけれど、5つにわかれているのは“ラッキーライラック”と呼ばれていて、愛する人と永遠に幸せに過ごせるという恋のおまじないに使われるらしいですよ。これから、ライラックの時期になりますね!ウチは北海道ではないけれど、ライラック見ることもできるんです!楽しみです♪ちなみに今は桜がようやく見ごろを迎えましたっ。

     あぁ…本当は藤岡暢子さんの作品を続けて読みたかったけれど(何冊か積んでいたり、図書館から借りたいと思っているんだけれど、なかなか…思い通りにはなりませんね(汗))

    • かなさん
      チーニャさん、そうなんです!!
      つくねさんも、どんぐりさんも読んでよかったと言ってて
      ヒボさんからも、すすめられましたもん\(^o^)/...
      チーニャさん、そうなんです!!
      つくねさんも、どんぐりさんも読んでよかったと言ってて
      ヒボさんからも、すすめられましたもん\(^o^)/
      間違えないですよ、この作品!!
      チーニャさんのレビューがいつか読めるのを
      楽しみにしてますねっ♡
      2024/04/19
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      はーい、タオル用意、読む場所注意
      ∠(*^ー^*)o ラジャ‒!!

      今日もお疲れ様です〜♡
      *:.Good Night.:*♡( ᵕᴗᵕ...
      はーい、タオル用意、読む場所注意
      ∠(*^ー^*)o ラジャ‒!!

      今日もお疲れ様です〜♡
      *:.Good Night.:*♡( ᵕᴗᵕ )☆
      2024/04/19
    • かなさん
      チーニャさんも、お疲れ様でした!!
      (つ∀-)オヤスミー
      夢で、さかなくんや
      シマエナガに逢えますように☆彡
      チーニャさんも、お疲れ様でした!!
      (つ∀-)オヤスミー
      夢で、さかなくんや
      シマエナガに逢えますように☆彡
      2024/04/19
全179件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

藤岡 陽子(ふじおか ようこ)
1971年、京都市生まれの小説家。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。
2006年「結い言」で第40回北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作、『いつまでも白い羽根』は2018年にテレビドラマ化された。

藤岡陽子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×