しずく

著者 :
  • 光文社
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感想 : 256
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925444

感想・レビュー・書評

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  • 女と女の関係を描いた短編集。猫、親子、友達。いろいろ。

  • 短編集だからか、深さを感じない文章や内容で物足りなく、途中で読むのを辞めようかと何度も思いました。結局最期まで読みましたが、私には合わない作家さんかも。残念です。

  • なんだか好きなんだよ。

  • 「しずく」がよかった。この話に限らず、西加奈子は動物喋らせるとうまいなー。

  • まずは
    『西加奈子、あんたは猫か~』
    とツッコミ入れたいです。
    しずくががオワカレと理解する猫、かわいすぎ。
    シャワーキャプの母の気持ち、きっとわかってないよと言いたい。
    ランドセル、わたしまで懐かしくなる。
    灰皿、ちょっと気持ち悪い。
    影、これは悲しい。
    木蓮、そうこなくちゃ。
    そんな感想。

  • 短編集。
    「木蓮」、二匹の猫のはなし「しずく」がよかった。

    2014.01.23

  • イランのテヘラン生まれの西加奈子さんの短編集である。
    小説宝石2006年4月号~12月号の6編が、書かれている。
    『ランドセル』 『灰皿』 『木蓮』 『影』 『しずく』 『シャワーキャップ』
    年齢は別々だが、女同志の話である。
    最後の 『シャワーキャップ』のハチャメチャ陽気な母親は、群洋子さんの母親に、似ているような感じである。
    能天気で過ごしてきた母親も、子育て終わるまで、沢山の苦労をしてきたはず。涙も沢山流して、沢山人生の悲哀もしてきたから、陽気に振る舞えることが出来るのでは、と、、、思う。
    すごく、悲しいことがあり、何も話すことを、しなくなった時、声を発することも、忘れて、無言になってしまう。
    きっと、お風呂の中でも、ブルーシャト―を歌うこのお母さんは、昔は涙流しながら、家族のために、つらい事を歌で発散したのでは、、、『お母さん、ほんまにほんまに幸せ!』って、、、、言葉。
    母親だから言える言葉だと思し、皆、一人一人、ドラマになる様な人生を歩んでいると、思う。

  • どのお話もすごくいい。
    「木蓮」、「しずく」が、特に。

  • "三本の矢"ならぬ、筋金入りの"一本一本の矢"でしょ!…と言うくらい多種多様な感性溢れる短編六話。たとえ嵐に見舞われてもなんのその、、本質は太く深く、じゃれついてくる余計なものは撥ね付ける、はねつける!!。失笑と涙のしずくを織りまぜながらも、とにかく躍動する!…そんな一冊♪

  • 自分はおんなに生まれて

    それは一生なんだと

    じーんと思った。

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著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

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