野良女

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 457
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926694

感想・レビュー・書評

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  • 本の趣味が似ている友人が絶賛していたので読んでみた。
    なるほど、下品かつ爽快だ!!
    しかしこれ……男の子には読ませたくないな。楽屋裏だもん。

  • 著者みずからが、今までの自分の作品とは全く違うと語っているようですが、あたしは「セレモニー黒真珠」しか読んだことがないので、それほどの「change」なのかわかりません。ただ、「黒真珠」のちょっぴり切なくてハートウォーミングなストーリーとは一転、オンナの生態をこれでもかとあざとくえぐっている話ですね。それでも、読後感にちょっぴり切なさを感じるのは単行本化に当たって付け加えられた最後の一章のためでしょうか?

  • 下世話で下品だけど、面白し!!!!
    出てくる女子の5人が5人とも、活き活きしとります。
    悩んで泣いて笑って、飯を食い。
    いいね、うん。

  • 宮木あや子、突き抜けたなー。
    本人もブログで「今まで縁のなかったタイプのお客様を増やそうキャンペーン」実施本だと言っていたり、『雨の塔』を書いた著者とは別人だと思ってくれ、と書いていたりしたけれど、まさに。別人のような軽さとえげつなさ。
    官能ではなく卑猥、あるいは野卑、という感じだ。
    いわゆる<アラサー>女たちが、主に性的な話を笑い転げてのた打ち回りながら小汚い居酒屋でエグく話す連作短編集で、のっけから直裁的な言葉はぽんぽん出てくる出てくる。
    「ソレントへ帰れ」のくだりはひたすら笑った。下ネタ最高だ。
    それでも、終盤ちょっと切なさが漂うような女同士のシーンがあったりするのが宮木あや子っぽい。
    この人の作風、これからどんなふうに広がっていくんだろう。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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