- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334927486
感想・レビュー・書評
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何が「正義」で何が「悪」なのか。自分が同じ立場ならどうするか
考えさせられます。しかし外務省ってホントにこんな感じなの?姫川・勝俣の掛合いも〇。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品の前に読んでたのが「妖の華」だったのだけど、そっちに出ていた辰巳圭一の名前がちょこっと出てきたり、シンメトリーに出ていた倉田がこんなふうに関わってくるとは…!誉田作品は他の物語を知らないで読んでいるより、それぞれの物語や人物の関係性がいろいろわかると何倍も面白く感じるようになってるのか…。そろそろ誉田作品の物語の年表と相関図を書き出さないと(汗)…って思ってしまう作品。
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有川浩「県庁おもてなし課」が
地方自治関係機関の公務員向けの提案と意見とするなら、
この作品は中央政権や官僚たちへの警告だと思う。
姫川シリーズ第5段といより、スピンオフという感じ。
短編集のようで、実は・・・という構成。
同作者の「ヒトリシズカ」的な構成で、
内容は「主よ、永遠の休息を」のような現実の事件をモチーフにしている。
いわゆる、「黒の誉田」作品だ。
(姫川シリーズのお楽しみなコメディ要素はない)
姫川の登場シーンはほとんどない。
ガッツリ姫川を短編で楽しみたいのならなら「アシンメトリー」だろう。
「主よ、永遠の休息を」と同様に後味はあまりよろしくないが、
ズンと心に残る。
次こそは、長編で「姫川シリーズ・セカンドステージ」が
開幕することを切に願うものである。
各章のタイトル
■感染遊技・・・「ストロベリーナイト」のガンテツ。
■連鎖誘導・・・「シンメトリー」の倉田。
■沈黙エンサ・・・姫川班の最若手だった葉山。
■推定有罪・・・ガンテツ・倉田・葉山。 -
姫川班復活まであと少し、って感じですが、お役所の汚いヤツらはやられて当然と思っている人が結構多い気もします。姫川班が復活したらこれどころでない大事件でガンテツとぶつかりそうで楽しみです。連作短編というよりも、一つの長編として良い出来だと思います。
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普段はあまり手にしない分野なので、新鮮ではあったかな。短編集かと思ったら、ちゃんとつながって、最後はすっきりしました。殺意を覚える点って意外と単純なとこなのかも・・・怖い気がするけど。
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大好きな誉田さんの本。
ストロベリーナイトとかの番外編。姫川シリーズ。
話の内容とかはなかなか面白いけど、盛り上がりには欠けたな〜。 -
姫川シリーズのスピンオフ的な作品。ガンテツをフィーチャーし、ガンテツの人間性を印象づけようという意図がうかがえる。官僚批判の世論が高まる中、かつて実際に起きた事件を想起させる内容ではあるが、単行本として世に出るタイミングは遅きに失した感がある。作品性としては、読後の満足度が高く、タイトルのネーミングも秀逸。
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短編集だと思って読み始めたので、最初の一作の終わり方にガッカリ。そこで止めなくて良かった。ニヤッとしてしまうラストまで、一気に読めました。
ガンテツは絶対に武田さんじゃないんだけど、どうしても頭のなかで動いてしまう映像化も良し悪しですね。