こちら警視庁美術犯罪捜査班

著者 :
  • 光文社
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929060

感想・レビュー・書評

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  • 門井さんの本を読んでみようと思って図書館で見つけた本。
    美人上司と美術には素人の新人くんのコンビ。素人に巧みに迫る美術商のバックにある企業があちらにもこちらにも絡んでいて、最後は人情劇?ちょっと軽い結末な感じでした。

  • 人が死なないミステリ。
    美術犯罪の捜査班、というのは面白いと思ったのだけれど、なんとなくすっきりしないというか…
    いろいろ期待外れでした。
    もっと面白くなりそうなテーマだと思うんだけどなあ…
    贋作ばかり堂々と売る会社というのも珍しいし。
    ただ、最終的なオチが、えええええ~?な感じで。
    読者の言い分は勝手ですかね?

    そう言えば初めて読む作家でした。
    読みづらくはなかったので、別の本も読むと思います。

  • 美術品に関する犯罪を担当する二人の刑事と、詐欺的商法を次々に繰り出してくる美術品販売会社が対決する連作短編集。
    美術品に関する蘊蓄や、美術とは、本物と偽物とは、といった考察は面白かったが、ラストで刑事たちがとった戦法はどうなんだろう。

  • 軽ーく読めるエンタメ美術推理小説。読後感よし。

  • 美術犯罪捜査班というのは面白い設定だと思ったんですが…如何せん、内容もキャラクターもすべてが軽いというか薄いというか。2時間サスペンスドラマといい勝負の出来かと。門井慶喜といえば、『銀河鉄道の父』がわりと面白かったので今回読んでみたんですが…残念でした。

  • 2023.330

  • 美術は好きだけど、そんなに詳しくない私でも難なく読めました

  •  美術品絡みの犯罪捜査を、コメディタッチで描いた連作短編集。
     美術には疎い新米刑事と、敏腕女性上司とのバディ・ストーリーでもあるが、作風はかなり軽め。
     詐欺ビジネスに手を染める悪徳美術商との対峙も、盛り上がりにはやや欠ける。
     題材は専門的だが、美術に関する知識がなくとも読みやすい点においては、初心者向けと言えようか。
     重厚な美術ミステリを求める向きには物足りないかもしれないが、美術史を齧りつつ、軽快な謎解きを楽しむキャラクター小説と見なせば、気軽に手に取れる。

  • 知ってる画家がテーマだったりして面白く読んだ

  • 面白かったといえば面白かったのですが、残念な感があるのは、出て来る芸術品が上手く描かれた感を感じなかったことです。
    もちろん、個人的な感想ですが。
    ロダンの考える人、と言われたらまあ、なんとなく脳裏には現れて来ますけど、それを上手く表現されていないので、そのあやふやのまま話だけが進む感で。
    いや、作者が描きたかったのはそこじゃないから、と言われたら、まあそうなんだろうとは思いますが。
    残念は残念です。
    芸術を扱っているのであれば、その作品を検索してものを見たくなるように書いて欲しかったな、と、勝手な言い草でした。

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著者プロフィール

1971年群馬県生まれ。同志社大学文学部卒業。2003年、第42回オール讀物推理小説新人賞を「キッドナッパーズ」で受賞しデビュー。15年に『東京帝大叡古教授』が第153回直木賞候補、16年に『家康、江戸を建てる』が第155回直木賞候補となる。16年に『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』で第69回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、同年に咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。18年に『銀河鉄道の父』で第158回直木賞を受賞。近著に『ロミオとジュリエットと三人の魔女』『信長、鉄砲で君臨する』『江戸一新』などがある。

「2023年 『どうした、家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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