- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334975098
感想・レビュー・書評
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素敵な表紙を見て、発売直後に即購入。この本で紹介されていた「せとうち」という鉄道グッズに溢れた料理店にも行きました。
初乗車の路線でも見どころを寝過ごす、旅程の記録にこだわらないなど酒井さんの肩の力が抜けたゆるーい鉄旅記。データを仕入れたり、記録に挑戦したり。それもそれで面白いけど、ただ「面白い~」と楽しむ鉄旅もありだよな、と気づかせてくれます。 -
膨らむ妄想旅行への憧憬。
酒井さんと旅に出てしまいました。 -
文章が軽快で面白い。肩に力が入っていなくてのんきに旅を楽しんでる感じがいい。餘部へ行ってみたいなと思った。
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酒井さんが鉄道にまで興味をお持ちだったことの意外さで読みすすめました。
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も少し“鉄道”をたしなみたい
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知識もなく、こだわりもなく、ただただ乗り物が好きなので共感度が高かった。
特に「女子はなぜ寝てしまうのか?」が秀逸だと思った。
始発駅で端っこの座席をキープして終点まで爆睡後のリフレッシュ感ってたまらないもの。
青春18きっぷ派なので私鉄、第3セクター線はあまり乗る機会がなく、これからはどんどん乗ってみたいなあと思った。 -
鉄子として有名な酒井女史の鉄道紀行文、どんなものか(女子から見た鉄道の楽しみ方)と楽しみにして読みはじめたのだが、あまり鉄道に興味のある人のようには感じられなかった。
鉄道に興味の無い、一般の人と同様の感動・感想しか伝わってこなかった。
鉄道が誰に対しても平等だなど、女子(弱者)からの視点もところどころにみられるのだが、そもそもの鉄道に対する熱さが伝わってこない。温度差ばかり感じてしまうのは自分だけだろうか? -
華の道で華道。
茶の道で茶道。
鉄の道は、もちろん鉄道。
さて鉄の道とは、乗りテツ、撮りテツ、時刻表テツ、コレクションテツ、模型テツ・・・
酒井さんは、う〜ん、乗りテツというのでもなく、乗っけてもらって、どこかに連れて行ってテツ、かな??ま、私も同類。
乗るだけでも、時間を作るのがむつかしいかな。
個人的には、福岡から長崎へ「かもめ」や、天橋立へ「タンゴエクスプレス」、のんびり揺られて日本海「ほくほく線」や太平洋側なら「三陸鉄道」、サーファーが凍えていた「八戸線」などなど。
ゆっくり電車でまわれるって、ほんとに贅沢なことだと、心底うらやましく思う。 -
鉄道マニアと言うには知識も電車に乗った経験も少ないけれど、それでも鉄道が好き、そんな女子代表の酒井順子さんが各地の日本の鉄道に乗ったり東京駅ステーションホテルに泊まったり、そんな経験を書かれたエッセイです。
オイラも電車が好きだけど、知識もない、乗りつぶしもしない、酒井さんと同じ程度の鉄道好きなのです。餘部鉄橋行ったんだとか、リニアモーターカーの実験線の体験ツアーに行ったんだとか、いいなーいいなー、と単に羨ましがっている女になってました。山手線1週は乗ったよ。
酒井さんの、鉄道マニアは老若「男」ばかりというのには何となく同意します。ちっちゃい男の子でも、好きな子は目を輝かせながら電車を見てるしねぇ。鉄道好きの女子を鉄子という向きもありますが、やっぱり鉄道好きは男の人のイメージ。うちの娘二人も鉄道よりも、リカちゃん人形やシルバニアファミリー好きの王道女の子遊びばかりです。
ライトな女子鉄でも、なんにも分かんなくても、たとえ列車の絶景スポットで寝てしまってもいいんです。電車に揺られる心地よさを感じていれば。そんな楽~な気持ちでいてもいいんだなぁとほっとしました。