悪党どものお楽しみ (ミステリーの本棚)

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784336042460

感想・レビュー・書評

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  • 最高!
    めちゃくちゃイカした連作短編集。
    若き元イカサマギャンブラーが、お人好しで富豪の親友の頼みでイカサマを暴いていく。
    会話も暴き方もとても洒落ていて、とてもとても楽しかった。
    キャラクターも魅力たっぷりで、悪党やろくでなしまで何だか憎めない。
    解説で「狂乱の20年代を描いているのも魅力」と書かれていて納得した。
    再読する!

  • 10代で家出しプロの賭博師として身を立てたビルが、ふとしたヘマから家へ戻りまともな生活に戻ったところ、これまたひょんな出会いから昔の同業者のイカサマを暴くことに…。
    よく出来た世界観にするりと誘い込まれ、どの短編も徹頭徹尾楽しめました。
    何よりもビルという主人公の不思議な魅力(「シンボル」の効き具合といったら!)、相方トニーと奥方の愛らしさ、これにつきます。
    ここに未収録の短編がちくま文庫には収録されているとのこと、そちらもチェックしないと気が収まらない面白さでした。

  • 賭博師稼業から足をあらい農夫となったビル・パームリー。しかし、お調子者の友人トニー・クラグホーンに担ぎ出され、さまざまなイカサマ師たちと対決するハメに…。
    ビルとトニーの掛け合いが最高に愉しい。各作品ごとのミステリ的アイデア、トリックも見事。

  • 元賭博師農夫がイカサマを暴き出す。
    でもきっとパパがいちばん最強。

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